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2004.11.30

ピラミッド・パワー

 以前に携帯端末で見られる動画を作った話を書いたのだが、それを読んだ人から面白い新製品を教えてもらった。商品名を「携帯でビデオ」といい、リンク先をご覧いただくと判ると思うが、携帯電話で使うSDメモリカードに直接、リアルタイムで録画をするマシンである。
 値段はオープン価格らしいが、予想販売価格が二万円程度になるようだ。

 こちらのレビュー記事を見ると、録画スタンバイの状態にした後は映像信号の有無で動作のON/OFFが決まるらしい。しかも添付のAVケーブルが分岐タイプになっているので、たとえばスカパーのチューナーとテレビやビデオデッキの間にフックするようにセットアップが可能なのだ。
 これなら「保存用としてHDDレコーダーで録画するけど、とりあえず通勤時間にザッと見るだけ見ちゃいたい」なんていう要求にも対応できそうである。
 私の場合だと、保存しない囲碁番組などはこれで録画したほうが良いぐらいである。

 レビュー記事では、入力がステレオなのに出力されるファイルがモノラル音声になってる事に辛口な評を寄せているが、電車の中であのサイズの画面で鑑賞するという前提に立てば、別にモノラルでも良いんじゃないの、という気になる。だいたい、V602SHだと動画でステレオ音声ってムリなんじゃなかったっけ? そういった再生側のハードルもあるから別にいーんじゃないの、と思う。

 逆にレビュー記事に同意する項目として、エンコードされる画面サイズがQVGAでないという事があげられる。せっかく再生側でQVGAのスペックを持っているのだから、録画する方でもそのへんはサポートして欲しかったと思う。
 実際にQVGAの動画を作ってみるとわかるが、このサイズだとTV番組のテロップぐらいは判読可能な画質になるのだ。なのにQVGA機種の携帯電話に対応していながら作成ファイルの最大画面サイズが176×144というのは、ちょっと寂しい気がする。

 年末年始は何かと物入りなので多分これは見送ることになると思うが、しばらくしてQVGA対応の機種が出たら、ちょっと我慢が出来なくなるかも知れない。
 あぁ、また物欲の嵐が……。

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2004.11.29

ザ・バード

 通勤途中、道の真ん中で妙なものを見つけた。あまり鳥の容姿に詳しくないので自信はないのだが、どうもカモメらしき鳥が天下の往来を塞いでいる。歩道のど真ん中に、実に堂々とした態度で、ボテッと座り込んでいる。
 歩道と言っても、場所は橋の上である。かなり大きなカモメに恐れをなした女性が立ちすくんでいたが、迂回路があるわけでなし、嫌でもそこを通るしかない。
 カモメ様は人間なんぞの思惑はとんと歯牙にもかけぬ様子で(歯牙、ないし)、すぐ脇を人や自転車が通り過ぎてもびくともしない。
 私が真横まで寄って写真を撮っている時も、「良きに計らえ」と言わんばかりに首を動かすだけだった。

04-11-29_10-17_00.jpg 通行人を威嚇するカモメ
04-11-29_10-17_01.jpg カメラに気づいてポーズをとるカモメ
 いつまでもカモメと戯れているわけにもいかないのでその場を去ったが、幸いその場所は職場の窓から丸見えである。フロアに着いて窓から橋の上を見おろすと、どうやら近所の交番に通報した人がいたらしい。なんと警官がこのカモメを説得しているではないか。さすがは民主警察、いくら相手が鳥畜生だからといって、いきなり射殺なんて事はしないらしい。

 こちらも仕事があるので、いつまでも眺めている訳にもいかない。警察が乗り出してきたんならこの件はもう終わりだろうと、自席に戻ってPCを立ち上げたのだった。

 それからしばらくして窓の外を眺めると、カモメもいなければ警官もいなくなっていた。ただそこに、警官が乗ってきたと思われる白い自転車だけがポツンと置き去りにされていた。
 まさかと思うがあの警官、カモメに食われたのではあるまいな……?

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2004.11.28

ハマったぞ

 昨日は女房の誕生日企画という事で久々に回転寿司へ。そこで腹がはちきれんばかりに食った影響で、今日は何にもする気が起きず。レコーダーに撮り貯めてある特撮・アニメも見ず、買っておいたガンダムAとSFマガジンにも目を通す気力なし。

 パソコンの前に座って知人のブログなどを眺めていたら、その中にふと懐かしい人の名前を発見した。
 まだニフティがニフティサーブとしてパソコン通信主体だった頃にSFフォーラムのシスオペだった、神北さんのブログへのリンクがあったのだった。
 や~懐かしい名前やな~、と思いつつリンクをつついて最新の記事から読み始めたら、これがなぜか止まらなくなってしまった。

 最初は最新の日記から記事一つ一つを昔にさかのぼるように読んでいたのだが、途中から一ヶ月単位でまとめられたバックナンバーを読む事に。バックナンバーは古いほうから並べられているので、時系列に読むことが出来て便利である。自分と同じように並べてあるということもあって、なんか嬉しくなる。でもバックナンバーも11月・10月・9月とさかのぼる様に読んでいるので、ときおり脳内で話の前後関係が判らなくなる。素直に初期から順を追って読めばよかったかもしれない。

 何がどう面白いのかを説明するのは、ちょっと難しい。もともとSF好き・NIF者という共通項があるから馴染みやすいのと、SF大会ネタなどこっちが興味を持っている話題が多いあたりが、自分と波長が合うからなのかも知れない。

 とりあえず今、6月10日の分まで読み終えたところである。どうやら2月から始まっているようなので、あと四ヶ月分程度。明日から仕事なので読むペースは落ちるだろうから、バックナンバーを読み終えるのは今週一杯ぐらいだろうか。

 今回のタイトルはちょっとマネをさせていただいて、「ぞ」で締めてみましたぞ。

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2004.11.27

元祖モバイラー?

 さすがに四十ともなれば物欲からは遠ざかったと思い込んでいた昨今だが、いやいやどうして。先日から急に「どうしても欲しい!」と思うものが久々に現れた。
 それがソニーのクリエ用ミニキーボード、PEGA-KB20である。

 もともと移動中の書き物に関してはHP-200LXを使っているのだが、職場の友人が「クリエのUX50が値下がりしたそうですよ」と私にささやきかける。クリエならSJ33を持っているから、と思うのだが、やっぱりキーボード付きはうらやましい。
 こうなるともう、すっかり大人しくなっていたはずの眠れる獅子である「物欲魂」が、目を覚まして周囲をうかがい始めてしまう。

 で、あれこれと調べてみた。
 どうやらUX50はHP-200LXの様なスタイルのほかに、普通のPalmデバイスと同じような画面を表に出したターンスタイルでも使えるらしい。ただしターンスタイルの状態で画面が縦長モードになるかというと、そういった機能は付いてないそうだ。それでは画面が窮屈ではないだろうか。特に私がクリエを使う用途の一つとして重視している囲碁の棋譜採取の時に、画面がせせこましいと不便である。

 ならばいっそ、SJ33にキーボードをつけたほうが幸せになれるのではないだろうか。しかもこっちなら五千円程度である。UX50が三万五千円ぐらいだとして、七分の一の値段である。
 というわけで、SJ33で使えるミニキーボードであるPEGA-KB20を探す旅が始まったのだった。

 自分で言うのもアレだが、割と買物運の悪いタイプである。自分が欲しいものはどこに行っても売り切れ、なんて事は、しょっちゅうである。酷いときは売り切れどころか生産停止になってたりして、そうなるともう絶対に手に入らないという絶望感から身悶えしたくなるほどだ。最近で言えば、シグマリオン3ダイコンフィルム版帰ってきたウルトラマンのDVDがこれにあたる。

 まずは昨日、仕事が終ってから有楽町のビックカメラを覗いてみた。サードパーティー製品の折り畳み式はあるが、ソニー純正品は置いてなかった。次に駅の反対側にあるソフマップに向かったが、ここにもない。こちらではソニー純正のキーボードは扱ってはいるものの、新型の折り畳み式のみであった。実を言うとここで初めて、純正キーボードが二種類あることを知った。
 その後、新橋のキムラヤにも足を運んだが、ここはクリエのアクセサリーそのものが非常に少なかった。
 こうして買物戦線初日は、三戦全敗となったのだった。

 そして今日は、新宿のビックP館からスタート。ここでは店員さんが実に丁寧に対応してくれて、ショーケースの中も徹底して探してくれたのだが、在庫はゼロ。ある程度の覚悟はしていたものの、以前にここで現物を見かけた記憶があるだけに、失望も大きかった。ま、ないものは仕方がない。

 次に、ヨドバシカメラの西口本店へ向かう。だがここもまた、クリエの扱そのものが縮小しているようで、アクセサリーもほんのわずかしか置いてない。当然、狙いのブツは置いてなかった。
 そこから続けてソフマップに入る。マニアックな品揃えを期待したのだが、やっぱり無理。
 やむを得ず、この段階で秋葉原行きを決意する。どうやら長い旅になりそうである。

 とりあえず新宿を出る前に最後のチャンスという事で、ヨドバシカメラ西口大ガード店を覗いてみた。クリエは二階だというので上がって見ると、知ってる人はご存知の狭い店内にほんのわずかのクリエが展示されている。ところが何と、アクセサリは三階だと言われる。たらいまわしとはまた、凝った作戦で攻めてくるものだ。言われるまま三階にあがり、クリエのアクセサリーの定番色である、ライトグリーンのパッケージを探す。レジカウンター脇のショーケースに、十数個のパッケージを見つける事ができた。その中には、今回の旅では初めて目にした、ゲーム専用キーパッドもあった。だが、ミニキーボードの姿は見当たらない。
 それでも 諦めきれずに、積み上げられて中身の見えないパッケージを一つ一つチェックしてゆく。と、一つだけKB20と書かれた箱があるではないか!
 早速ケースから出してもらい、中身を確かめる。間違いない。この二日間、ずっと探し回っていたものだ。

 こうして今回の旅は珍しいことに、たったの二日で終了したのだった。

 考えてみればこのヨドバシカメラ西口大ガード店は以前にも、同じような経緯でホリのゼロテック2を発見した実績のある店だった。この店はなぜか知らないが、私の欲しいものがたった一つだけ置いてある、という不思議な店なのである。

04-11-27_16-10.jpg

 さっそくキーボードのドライバをクリエにインストールし、月島から光が丘まで大江戸線に乗っている間、このキーボードで文章を打ち続けてみた。普通のキーボードと違ってキーの縦方向が直列なためか打ち間違えも多くなるが、それでもソフトウェアキーボードで入力する場合やGraffitiよりはずっと早いし、入力しやすい。
 ちなみに月島から光が丘までの約50分間で、2,463バイトを入力した。日本語に換算して約1,200文字というところか。原稿用紙にしておよそ三枚。デスクトップPCの環境で一時間に原稿用紙四枚程度のペースで入力しているから、まぁ良いペースと言えるだろう。

04-11-27_16-21.jpg

 ただ改めて考えてみると、やっぱり移動中の文章入力に関してはHP-200LXが最強、という事になりそうな気がする。
 五千円も投資した挙句に判明したことが「ずっと持ってたものが最強」というのは、なんだか負けたような気がしてイヤなのだが……。

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