ピラミッド・パワー
以前に携帯端末で見られる動画を作った話を書いたのだが、それを読んだ人から面白い新製品を教えてもらった。商品名を「携帯でビデオ」といい、リンク先をご覧いただくと判ると思うが、携帯電話で使うSDメモリカードに直接、リアルタイムで録画をするマシンである。
値段はオープン価格らしいが、予想販売価格が二万円程度になるようだ。
こちらのレビュー記事を見ると、録画スタンバイの状態にした後は映像信号の有無で動作のON/OFFが決まるらしい。しかも添付のAVケーブルが分岐タイプになっているので、たとえばスカパーのチューナーとテレビやビデオデッキの間にフックするようにセットアップが可能なのだ。
これなら「保存用としてHDDレコーダーで録画するけど、とりあえず通勤時間にザッと見るだけ見ちゃいたい」なんていう要求にも対応できそうである。
私の場合だと、保存しない囲碁番組などはこれで録画したほうが良いぐらいである。
レビュー記事では、入力がステレオなのに出力されるファイルがモノラル音声になってる事に辛口な評を寄せているが、電車の中であのサイズの画面で鑑賞するという前提に立てば、別にモノラルでも良いんじゃないの、という気になる。だいたい、V602SHだと動画でステレオ音声ってムリなんじゃなかったっけ? そういった再生側のハードルもあるから別にいーんじゃないの、と思う。
逆にレビュー記事に同意する項目として、エンコードされる画面サイズがQVGAでないという事があげられる。せっかく再生側でQVGAのスペックを持っているのだから、録画する方でもそのへんはサポートして欲しかったと思う。
実際にQVGAの動画を作ってみるとわかるが、このサイズだとTV番組のテロップぐらいは判読可能な画質になるのだ。なのにQVGA機種の携帯電話に対応していながら作成ファイルの最大画面サイズが176×144というのは、ちょっと寂しい気がする。
年末年始は何かと物入りなので多分これは見送ることになると思うが、しばらくしてQVGA対応の機種が出たら、ちょっと我慢が出来なくなるかも知れない。
あぁ、また物欲の嵐が……。
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