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2004.12.18

頑張れPalm

 毎週土曜日に通っている囲碁教室では、自分の対局を棋譜にとる人が多い。後で並べて反省をしたり、講義のネタとして使ってもらったりと、用途はいろいろある。
 棋譜をとる際には、専用の用紙に二色のペンで手書きするのが一般的である。
 しかし私は字が下手なので、Palmデバイスを使っている。フリーウェアの PalmGOne というソフトで画面に碁盤を表示させ、スタイラスでチョイチョイとつつけば棋譜の出来上がりである。
 教室に通い始めた頃は、女房のおさがりの Palm m105 を使っていた。これは単四電池二本で驚くほど長時間動いてくれる良いマシンであったが、バックアップ用に内蔵されているボタン電池だかコンデンサだかがイカれてしまい、電池交換の度に物忘れの激しいマシンとなってしまった。
 その後、女房の実家が誕生祝いといって資金援助してくれたのを幸い、クリエのSJ33を購入した。カラーでハイレゾな環境を手に入れ、実に快適になったのだった。

 そしたらそれから数日後、囲碁教室の仲間でUX50を購入した人がいた。キーボード付き、カメラ付きの、ハイスペックマシンである。私とその人が対局すると一種のIT対決となる。こちらも PalmOS 4.x の意地にかけて負けられない、と気張るのだが、相手が「棋譜は任せた」と言ってUX50を引っ込めると、とたんに強くなったのには参った。結局この対決は、私の惨敗だった。残念。

 そんな中でまた一人、Palm デバイスを購入した人がいる。
 買う前は「囲碁で使うだけだから」 と言っていたが、実際に自分のPalmデバイスを手に入れると、様子が変わってきた。
 英語の辞書や単語帳ソフトなどを入れて、Palmライフを堪能しているようだ。Palmには、そんな魅力がある。

 なのにこのPalmデバイスが一般に広がらなかったのは、残念で仕方がない。
 本家Palmもハンドスプリングも、日本からは撤退してしまった。今では唯一の日本語版PalmデバイスとなったCLIEだが、こっちは海外市場から撤退するらしい。そうなると、国内でもどうなるかは不安。実際、生産終了となったモデルやパーツは多い。

 そういえば携帯電話で棋譜をとっていた人がいた。ボーダフォンのVアプリでも、携帯が相手をしてくれる囲碁ソフトがある。

 もはやPalmデバイスはその市場を、携帯電話に明け渡すしかないのだろうか。
 ならいっそ、携帯電話に今より更に大きめの画面をつけ、PalmOSを載せて欲しいものだ。
 妙に形がPalm m105に似た携帯ならあるんだが……。

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