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2004.12.29

ハウルの動く城

 世間では、何をやりたいのか良く分からない病が酷くなった、とか言われているらしい。
 すでにこれを見た友人も、私がこれを見るつもりだと言ったら「ん~」と首をひねっていた。要するに、お勧めできないという事らしい。
 だが、実際に見てみると悪くはない、というか、いつもの宮崎アニメじゃないか、という感じだった。

 結局のところ、面白いかどうかは自分で見てみないと分からない、という事だ。
 それはもう、イノセンスの時に実感した。

 で、ここから先はネタバレ注意報発令である。

 映像については、初っぱなの空中散歩が一番すごかったと思う。凄かった、というのは正確ではないな。気持ちが良かったシーン、と言った方が良いか。宮崎アニメに期待される要素の一つである浮遊感が最も良くでていたのが、このシーンだったと思う。

 それ以降は、こう言っては申し訳ないが今までの宮崎アニメで見たことのあるパターンだったように思う。黒くてドロドロしたものが襲ってきたり、飛行機の翼が羽ばたいたり、巨大な物が崩れたり、転ばないように足を前に出しているうちに屋根を駆け降りるハメになったり、異世界に足を踏み入れる主人公に小動物がお供をしたり。

 良く解らないと言われるのは、主人公の女の子がわざわざ城を壊すようなまねをしておきながら、すぐさまカルシファーにもう一度城を動かしてくれと頼むあたりか。
 あれは、先生にロックオンされてしまったのでその魔法を解除するため、と解釈したが違うのだろうか。

 それとも、主人公にかけられた魔法がどうして解けたのかが解らない、ということなのだろうか。
 それについてはカルシファーが、ハウルと自分の契約の謎を解いてくれれば元に戻してやると、約束してたように思う。

 で、見終わっての結論はというと、マイ・フェイバリット宮崎アニメは相変わらずルパン三世カリオストロの城(ラスト銭形の台詞を除く)である、ということだった。
 オタクは保守的な生き物なのである。

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