質量保存の法則の謎
先日の土曜日に神保町でラーメン二郎を食ったわけだが、昨日の風呂上がりに体重を計ったら見事にというかやっぱりというか、二キロ増えていた。
だって二郎を食ったのは一昨日で、どう考えたって二郎の一杯はドンブリごと食ったって二キロあるとは思えない。その証拠に、一昨日の風呂上がりはその前日に比べて二百グラムほど軽かったぐらいなのだ。
なのになぜ、その翌日になって二キロも増加しているのだ。
まったくもって、人の体重とは摩訶不思議なものである。
今回の二郎ミステリー以外にも、以前から体重あるいはダイエットに関して不思議に思っている事がある。
それは、表だっては語られないが実際にやった人がいるという噂だけは耳にする「寄生虫ダイエット」について、である。
この寄生虫ダイエット、いくら食ってもガンガン痩せると評判である。それは食った物を寄生虫が横取りするからだ、と言われているのだが……。
ちょっと待って欲しい。人が食べた物は寄生虫が食べるのであって、人体の外に排泄される訳ではない。寄生虫が食って排泄したものはそのまま人体に残るとすれば、総量は変化しないはずではないか。
つまり寄生虫が体内にいる状態というのは、水を一杯にしたビーカーの中にチューブを沈めたに等しい状態である。ビーカーの中をいくらチューブが動き回っても、中の水は減ったりしない。
我々は義務教育の中で「質量保存の法則」というのを習った。その法則に従えば、このビーカーの水が勝手に減らないように、体重だって減るはずがないのである。
にもかかわらずこのダイエット方法が成功するというのであればそれはすなわち、「質量保存の法則は間違っている」という事になるのだ!
何となく「アインシュタインは間違っている」と言い出す人の気持ちが判ってきた気がする。
誰かこのネタで相間本ならぬ「質間本」を出す気はないだろうか? アイデア料という事で、私の取り分は半々で良しとしよう。
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