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2005.01.31

トンカツラーメン


 社員食堂のメニューで「トンカツラーメン」なるものがあった。何しろラーメンとトンカツである。こんな物が食えるのは生きてるうちだけだからと、アトキンスダイエット中の自分にいいわけをして、食うことにした。

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 味は、そのまんま「ラーメンにトンカツが乗った味」としか言いようのないものだった。特に新しいサプライズがあるわけでもない。乗っているカツの薄さに、高い技術力とコスト意識を感じさせる。

 しかしこれは良く考えたら、パーコー麺ではないだろうか。
 だが社員食堂では以前「鶏肉パーコー麺」は出たことがあるが、豚肉のパーコー麺は出たことがない。
 これをパーコー麺と呼んで、鶏肉パーコー麺は「チキンカツラーメン」と名付けた方が自然だと思うのだが……。

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2005.01.30

悦楽の環境構築

 日曜日にしては珍しく、午前中から外出する事になった。昨日買ったLFD-CA31Uを交換してもらうために、ビックカメラに向かったのである。このカード&フロッピードライブ、なぜかスマートメディアだけ認識してくれなかった。他のメディアはPC98時代の1.2Mフロッピーを含めて全て読めたので、スマートメディアの部分だけ壊れているのではないかと疑ったわけである。
 もし話がよれたときのためにと、ドライブで読めないスマートメディア二枚と、そのスマートメディアをきちんと認識するデジカメも持参する。これがオリンパスのC-2100ウルトラズームという、それはそれはでかいデジカメ。このデジカメは主に子供の運動会や学芸会を撮るための10倍ズーム機なので、こいつの写真がPCに取り込めないと我が家的にダメージ大きすぎなのだ。

 新宿ビックP-KAN四階のPCパーツ売り場で「これ、スマートメディアだけが読めないんで、まともに動くのと交換して欲しいんだけど」と言ったら、「かしこまりました」って事になって、あっという間に話が済んでしまった。
 わざわざ色々と持ち込んだのに、ちょっと拍子抜けする。もっとも店の対応が良かったのだから、文句を言う筋合いではない。

 持ち帰ったドライブをPCに取り付けてブートさせ、スマートメディアを差し込むと、ちゃんと認識する。
 これでPC98時代のFDを含め、書斎にあるメディアのほとんどが読めるようになった。
 あと残るは、MOだけである。

 メディアの読みだし環境が出来上がったので、次はクリエの辞書環境を改善する事に。
 WordSeekerでEPWING形式の辞書がクリエで読めるようになったのは前に書いたが、今回は平凡社世界大百科のEPWING化に挑戦である。
 この作業が何と、フリーソフトだけでできてしまうというのだからありがたい。
【世界大百科Toolkit】

 EPWING化した後でWordSeekerのページにある圧縮ソフトで変換したら、何と100メガというコンパクトなサイズになってしまった。元データはDVD-ROMも一枚もしくはCD-ROM二枚なわけだから、圧倒的なダイエットである。もちろんテキストだけであるが。
 早速そのデータをメモリースティックに転送してWordSeekerで検索・表示させる。これで、いつでも懐に世界大百科がある生活が送れると思うと、嬉しい。

 ではマイペディアのデータは不要かというと、そんなわけにも行かなかった。マイペディアに載ってるのに世界大百科に載ってない、という項目があるのだ。たとえば、横浜にあるあの「氷川丸」が世界大百科には載ってなかった。マイペディアには載ってるのに、である。

 というわけで、クリエのメモリースティックは辞書だらけの状態になった。

 その後、何の気なしにPCに残っているEPWING化しただけで圧縮してない世界大百科のデータをDDWinで検索してみたところ、世界大百科標準のメニューから使うより圧倒的に使いやすい事が判明した。
 これなら図や写真等の画像データも変換して、DDWinで使うように再構築しても良いかも知れない。

 あぁ、環境構築って楽しいわぁ……(^^)

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2005.01.29

ラーメン二郎・神田神保町店


 やっと今年になって初の二郎を食することが出来た。
 行ったのは、去年オープンして評判も高い神田神保町店。店長はその誠実な仕事ぶりから、三田本店での修行時代中から人気の高かった人である。

 市ヶ谷での囲碁教室を終え、店に到着したのが十三時ちょっと前。行列は店外が七人。ネットでの噂から考えると、意外と少ないほうである。ちなみに並んだと同時に雨が降り出した。さすがは俺様、雨男の実力は伊達じゃない。

 行列は着実に進んでいる。店内に二つある待ち行列用の椅子が塞がっていたので店外で待っていたら、店員さんに手招きで店内にある食券販売機の前へ誘導された。以前に野菜増し掲示板で三人目がこの位置に並ぶか否かで論争が勃発したが、お店の方としては三人目は自販機の前で待つ方が推奨という事なのだろう。

 小豚の食券を購入し、厨房にかざす。湯で時間が長いため、先に麺の量だけ知らせる必要があるのだ。

 十三時十五分、扉側一番左隅の席へ。それから程なくして、小豚ニンニクダブルが目の前に。

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 麺は三田本店に似たモッチリとしたタイプ。適度に柔らかく噛み応えがある。
 スープは、ややカネシ醤油が強いか。グルエース(化学調味料)は、ざまーみろって程に入っている。脂の塊がプカプカ浮いているのがまたタマラナイ。
 豚は、店主の機嫌が良かったのか豚ダブルに近い量が入っていた。しかもピンクで柔らかく適度に脂が混じった部分と、良く煮込まれている肉質たっぷりの部分の二種類が入っている。この豊富な豚のおかげで、一時は食いきれないかと焦るほどだった。

 一度壁にぶち当たり、そこを突破してからは一気にゴールまで。固形物完食、スープ半飲で終了。

 というわけで、大変美味しゅうございました。

 汗を拭きつつ外に出ると店外待ち行列が15人ほどいた。自分は運が良かったらしい。
 さて新宿でもぶらつくべぇと地下鉄に乗ってふと気づけば、店の外に並んでいた時に雨をしのいだ折り畳み傘がない。先日買ったばかりのナノテク傘、デビュー戦でロストかと焦りまくる。
 そして市ヶ谷で逆方向の電車に乗り換え、神保町の駅からは走って店を目指す。腹がパンパンなため、非常に苦しい。
 店の前に到着し、行列をすっとばして入り口から「すみません! 傘の忘れ物ありませんでしたか?」と声をかけると、幸いなことに傘は無事保護されていた。バケツリレーの要領で店の奥からこちらに傘が送られてくる。
 あの時店内にいた方々、大変お騒がせしました m(__)m アレが玲 一文でございます。

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2005.01.28

多機能型MP3プレイヤー

 MP3再生機能付き便器、というのがリリースされたそうだ。

 やはりこれもMP3プレイヤーという事になるのだろうか。持ち運びの出来ないMP3プレイヤーとしては、恐らく最大級のものだろう。

 世の中にはストレージとして使えるMP3プレイヤーや、クリエ等のようにPDAがその機能の一部としてMP3再生機能を提供しているもの、あるいは携帯電話にその機能が搭載されたもの等、実に様々なMP3プレイヤーがある。

 しかし「ウンコができるMP3プレイヤー」は世界中でただ一つ、これだけだろう。

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2005.01.27

ユナイテッドのトイレ

 昨日行ったユナイテッドシネマとしまえんは、設備は綺麗だしイスにカップホルダーや傘立てがあって便利だしポイントカードはあるしレイトショーなら安く見れるし何よりいつでも空いてるしで、大変お気に入りの映画館である。
 ただ一つ、トイレのペーパーホルダーが使いづらい事を除けば。

 普通のペーパーホルダーは、それが取り付けられた壁面に対して垂直方向にペーパーを引き出すようになっている。
 ところがここのトイレに装備されているものは、壁面と水平の方向に紙を引っ張り出すのだ。これが実に使いづらい。

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 普通のホルダーなら「糸を巻き巻き」の要領で両手でクルクルと巻きとる様にしてペーパーを引き出せば良いが、このホルダーではそれが出来ない。そんな事が出来るのはインクレディブル婦人ぐらいのものである。  仕方がないので目算で使いそうな量を一気に引き出し、切り取ってから折り畳んで使う。しかし引き出した時点で床に散乱した状態になっているペーパーを拾って使う事になるわけで、この方法は尻を拭くときに何となく抵抗を感じるのだった。

 もう一つ、このホルダーは専用のペーパーを使う必要があるらしく、そのペーパーがまた微妙に固いのである。
 そのため、苦労して使いやすい大きさに畳んだ後、更に「揉みほぐす」という作業が必要になるのだ。

 ネットのどこかに、このペーパーホルダーの利用方法を記録した動画が転がってないだろうか。少なくともこのホルダーを開発したメーカーは、それぐらいの事はしてくれても良いと思う。
 もっとも一番有り難いのは、ユナイテッドシネマとしまえんがペーパーホルダーを一般的な形式のものに交換してくれる事なのだが……。

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2005.01.26

カンフー・ハッスル

 先日テレビで小林サッカーを見て以来、「カンフーハッスル」が気になっていた。
 幸い、ユナイテッドシネマとしまえんでレイトショーがある。これは見るしかない、という事で、適当なところで仕事を切り上げて豊島園に向かった。

 ここから先、ネタばれ注意報発令中。

続きを読む "カンフー・ハッスル"

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2005.01.25

WordSeeker導入

 UX50の機能強化策として、辞書の増強をしたいと思っていた。以前にも書いたが、ダウンロード販売で買った辞スパが使い物にならなかったので、こっち方面の強化が必要だった。

 あれこれとネットで調べた結果、WordSeeker が一番良さそうという結論に達した。WordSeeker は辞書ではない。EPWING形式や電子ブック形式のファイルを検索・表示できるソフトである。
 幸い、EPWINGの広辞苑や電子ブックのマイペディア、国語辞典、英和・和英辞典、類語辞典等はすでに持っている。これらをUX50に入れてどこでも調べ物が出来るようになれば、コレは最強である。

 WordSeeker の導入自体はとても簡単で、ダウンロードしたファイルをHotSyncでUX50に転送するだけである。
 次に辞書ファイルの用意だが、これも圧縮ソフトが用意されている。圧縮したいCD-ROM毎に出力先のディレクトリを用意し、できあがった物をそのディレクトリごとメモリースティックにコピーすれば終わり。

 WordSeeker をたちあげ辞書選択画面にすると、インストールした辞書がずらっと並んでいて、非常に気持ちが良い。検索もけっこう早い。何より、いつでも広辞苑が使えるというのがありがたい。

 まるで、UX50がザボーガーからストロング・ザボーガーになったような気分なのだった。

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2005.01.24

お買い物

 実は先日の飲み会で傘を持っていかれてしまった。自分が最後に店を出る事になったのだが、残っていたのは骨が一本折れた、どう見ても婦人用のパステルブルーに塗られた傘。
 持って行かれた傘は職場の売店で1,000円だったから被害額としては少ないのだが、やっぱ気分的には、ねぇ……。

 というわけで傘を新調する事に。
 せっかくだから良い傘をという事で、女房のお勧めもあってイトーヨーカドーのナノテク傘を買うことにした。

 光が丘近辺にはイトーヨーカドーがない(あるんだけど交通機関的に遠い)ので、通販で注文する。どうせカード払いだからと、ついつい調子に乗って折りたたみとドーム傘の両方を注文してしまった。
 今から到着が楽しみである。

 当然この傘、飲み会が雨の場合には使わない。そん時ゃ、ビニール傘で行く。もう、かっぱらわれるのは御免だ。

 もう一つのお買い物は、お財布。今まで使っていたのは光が丘に引っ越す前に女房からプレゼントしてもらったものだから、もう三年以上は使っている。ボロボロになってきたので、新調する事にした。

 LIVIN の専門店街でセールをやっていたので、その中からチョイス。最近、いろんな所のポイントカードが増えてしまったので、カード収納力に長けた財布を選択する。
 ところが検証が甘かったらしく、購入した財布のカード入れ12枚分は、あっという間に埋まってしまったのだった。しかもその財布を買うとき、レジ係りの人に「セゾンカードはお持ちですか? お持ちでないなら、今すぐ発行できますが、いかがですか?」てな事を言われてたのだった。もしその甘言に誘われてセゾンカードまで作っていたら、いきなりオーバーフローだったわけである。

 ポイントカード、恐るべし。

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2005.01.23

仮面ライダー剣最終回

 正直言ってこの番組が始まった時には、ひでーモンが始まったなー、と思った。その後の数話を見て、一度我が家のレコーダーからレギュラー落ちした。その後、なんとなく成り行きでレギュラーに復活したけが、家族の評判は悪かったし、自分も「いつかは化けるかも」というスタンスで見てた。つまり、「良いと思ったエピソード」は、ほとんどない。あるとすれば、井上脚本の時だけ。始のそっくりさんが出てきた、たこ焼きVS鯛焼きの時は良く出来てたと思う。あの時はウェンディーヌ様も出てたし。

 そんな剣だが、最終回だけは良く出来てたと思う。と言うか、期待してた「化け」が最終回だったとは……。

 バトルファイトの終了が人類滅亡を意味するのなら、バトルファイトを「形の上だけでも継続させる」という方法を選ぶ。なぜなら、友となってしまったジョーカー=始を封印したくないから。そのためにとった手段というのが、「自分がアンデッドになる」というのは、石ノ森ワールドに共通した「人間で無くなってしまった者」というテーマにマッチしていて、自分的にかなりツボだった。
 剣崎がアンデッドになっても人間の心を失わないという部分については、それ以前の「キングフォームを使いすぎるとアンデッドになってしまう」云々から自分の心でそれを押さえ込むというエピソードで伏線が張られているから、ストーリー的に矛盾はない。

 キャラ設定・世界観設定ともに矛盾のない形で、こんなに綺麗な終わり方をした仮面ライダーって、クウガ以降のライダーでは始めてのような気がするのだが、どうだろうか。
 何より、クウガ・アギト・555でやった「ラストバトルのクライマックスでの閃光から、いきなり時間が飛ぶ」というのをやらなかっただけでもグッジョブ、と思ってしまう。

 次は響鬼。プロデューサーがクウガの時と同じ人になるらしい。恐らく、ここ数年のライダーとは違った雰囲気を持つ作品になるだろう。
 またアギトの木野さんみたいな、おやじライダーが出てくれると嬉しいのだが。

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2005.01.22

男はウニモグ

 職場の後輩が、車を買う事にしたという。今まで使っていた車をぶつけてしまい修理の見積もりを依頼したところ、そんなにかかるならいっそ新車を買ってしまおうと思ったのだそうだ。
「中古で買った車ですからね。買った値段の半額かけて直す気にはなりません」という事らしい。

 で昨日の昼休み、何が良いですかねと、よりにもよって私に聞いてくる。この時期にそんな相談をされたら、ウニモグを勧めるに決まってるじゃないか。
 この前タモリ倶楽部で見て、金さえあれば欲しいと思った車である。

 ウニモグの存在を知ったのはずっと昔、新谷かおるのコミック「エリア88」を読んだときだと思う。あれが登場するエピソードの内容は忘れたが、その異様な登坂能力(45度!)とタフっぷりにホレボレしたのを覚えている。
 だからタモリ倶楽部で特殊車両がネタになったときも「こういうネタをやるならウニモグを出さないとね」と思っていたし、本当に出てきたときは「キターーー!」叫んでしまった(半嘘)。

 それにしてもまさかアタッチメント次第で線路まで走れるとは、知らなかった。
 こうなったらもう、次のボンドカーはコレにするっきゃないだろう。

 で、職場の後輩はこのウニモグを見て一言「僕には荷が重すぎます」と言って購入をあきらめてしまった。
 別にウニモグを買ったら線路を走らなきゃいけないなんて決まりはないんだから、遠慮せずに買えば良いのに。ねぇ?

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2005.01.21

スパイになれない性格

 昨日から、左足親指の巻き爪が悪化しているようだ。爪に巻かれた指先が、ジーンと痺れている感じ。更に爪の角っこが肉に食い込んでいるらしく、痛みもある。

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 女房が生協で巻き爪治療のための「巻き爪プロテクトクッション」なるものを買ってくれたのだが、なかなかコレを使う度胸がない。  というのもこの道具、爪と肉の間に糸を入れて巻き爪を治療する、というシロモノなのだ。
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 爪と肉の間に物を入れるって、特高警察の拷問でも割とスタンダードな技じゃなかったっけ? そんなことされたら、秘密基地の場所だろうと暗号解読キーだろうと、何だって教えちゃうよ俺。

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2005.01.20

料理界のガンガル

 相変わらず食の話題で申し訳ない。しかし勤め人暮らしをしている者にとって食事とは、日常の中で数少ない「変化のある事柄」である事と、これまた数少ない「日常生活の中の楽しみ」である事から、どうしても話題がこっち寄りになりがちである。なにとぞご容赦を。

 昼食に、その名前にひかれて「鶏のわさび照り焼き」を選んだのだが、そのフェイクっぷりに脱力してしまった。

 まず「照り焼き」を名乗る以上は、タレを塗っては焼き、焼いては塗り、という段取りをふむべきではないのか。焼いた鶏肉の上に甘辛いタレをかけたものを普通、照り焼きとは呼ばないだろう。

 そしてわさび。
 メニューにその名がある以上、わさびの味と香りがするものだと思いこんでいた。が、実際はそのどちらも皆無である。
 子供の頃に読んだ本で、怪盗ルパンシリーズなのに全然ルパンが登場しないのがあって不満に思ったものだったが、そんな感じ。だがあの本だって、最後はちゃんとルパンが登場したぞ。

 まさかシェフの名前がわさび、とかいう落ちではあるまいな?

 そんな皿にもう一つの謎を投げかけるのが、付け合わせのイモである。
 一見、粉吹き芋のように見えるのだが、味はない。塩味がしない、とかいうレベルではなく、まるっきり味がないのである。
 そして何故か白滝が一本、芋に絡まっていた。
 いったいこれは、何という名前の料理なのだろうか?

 なんと言うか、偽物テイスト満載の料理だった。せめて「照り焼き風」とか言えば、嘘ではなくなるのだが。
 そういった点ではまだガンガルの方が、嘘はついてないだけマシかも知れない。

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2005.01.19

大豆魔王

 雨にも負けず風にも負けず、巷にあふれる炭水化物にも負けず、アトキンスダイエット続行中である。

 ここのところ何度も書いている事だが、炭水化物の偉大さの一つに「安価で腹が膨れる」という要素がある。おかげで本当に腹が膨れちゃったりもするわけだが、現代と違って食料事情の厳しかった時代には、これほど優秀な食材は重宝したに違いない。

 そんな「食の安定多数政権」とも言える炭水化物に、なにを持って対抗するか。
 とりあえず考えついたのが、豆腐と納豆で代替する事だった。

 社員食堂のメニューでは、納豆1パック50円、冷や奴半丁50円である。ご飯が一杯100円だから、値段的にも丁度良い。

 というわけで今日のメニューは、昼食が豆腐の中華あんかけと冷奴に納豆、夕食が豆腐のすき焼き煮と冷奴に納豆、というラインナップになった。

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 さすがに今日はちょっと、大豆の過剰摂取かも知れない。

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2005.01.18

海産物作戦、難航中

 昨日はイカを食いすぎて気持ち悪くなったので、今日はおしゃぶり昆布にした。イカよりはマシだろうと思ったのだが、その考えは甘かった。やっぱり気持ち悪くなってきた。

 やはり炭水化物は偉大だ、という事を実感させられる今日このごろである。

 さて、明日は何を食おうか。職場のPCに向かいながらなので、竹輪とかカマボコは違和感丸だしである。なによりそんな物を食っていたら、一杯やりたくなってしまう。それに上司から「仕事中に酒の肴を食ってる輩」という風に思いこまれるのも、後々面倒である。

 友人からはオヤツを食べなければ良い、という突っ込みを受けたのだが、以前に十二指腸潰瘍を患ったためか胃酸過多なのか、空腹になると腹が痛くなるタイプなので食べないわけにもいかない。
 まったくもって面倒な身体である。

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2005.01.17

イカ性胸焼け

 ダイエットのため炭水化物を控えよう、という事で午後からイカばっかり食ってたら、胸焼けがしてきた。
 女房の実家で飼っている猫が以前、イカを食いすぎてひどいことになったと聞いたことがあるが、もう彼女の事を笑うことは出来ない。

 しかし職場の売店で炭水化物や糖質を排除したおやつというと、イカと昆布ぐらいしか思いつかない。
 やっぱり日本人にアトキンスダイエットは難しい。

 炭水化物を抜こうとすると、メニューが大幅に限られてしまう。特に外食はそうだ。
 ソバ屋は当然NGだし、バーガー類のファーストフード店もダメ。案外と使えそうなのがファミレスで、たいていが「ライスをつけると××円増し」となっているから、これをつけなければ良い事になる。ただし、職場の近くにファミレスはないので、この作戦は私の日常では使えない。

 もう一つの難点は、高くつくという事だ。
 ご飯類、パン、ソバ、うどん、ラーメン等はきわめて安価に腹を満たせるという事が、アトキンスダイエットを始めてみると良く解る。某小泉氏のおかげで不景気が慢性化している昨今、これは非常に重要な問題である。

 三度の食事でさえこれだけ苦労するのだから、小腹が空いたときのオヤツにはもっと苦労する。
 甘い菓子類は問題外だが、甘くないからといって油断は出来ない。
 煎餅は米から出来ているし、ポテトチップスやスナック菓子等は芋・トウモロコシといった物が原料である。

 といった具合で、コンビニや職場の売店で手に入るアトキンスダイエット向きのオヤツといえば、イカと昆布ぐらいしか思いつかないのである。

 ロッテとか明治とかカルビーとか東鳩とかブルボンとかその他菓子メーカーは、ここら辺に目をつけた商品を出すと隠れたヒットになるんじゃないだろうか。

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2005.01.16

オヤジの楽園

 Ms igLoo を上映しているシアターB-oneは、松戸駅前のバンダイミュージアム地下一階にある。実は昨日、劇場に入る前と映画を見終わってから、同行した友人の案内で、このバンダイミュージアムの中を散策したのだった。

 まずは有料のガンダムミュージアムに入る。ここは、ほぼ設定通りの大きさのガンダム(上半身のみ)がある事で有名だが、それ以外にも面白い物が見られる。

 たとえばジオンや連邦のスパイが入手したという、敵のモビルスーツ開発中の映像、なんてものがある。それっぽく見せる為に画像はちょっとだけノイズが乗せてあったりして、なかなか凝っている。一緒に行った友人は画面に雨が走っているのを見て「宇宙世紀にもなってフィルムで撮影してたのか?」と突っ込みを入れていた。

 これらの映像は、Ms igLoo にも登場する。劇中に登場する画面も雨が降っていたから、やはりフィルムで撮影したのだろう、きっと。

 この映像の中で最もお勧めなのが「反復横飛びをするガンダムBパーツ」である。
 まだ外装を取り付け終えていないBパーツが軽快に反復横飛びをするその様は、薄暗い画面と相まってホラーテイスト満載である。

 そんな画像を見ながら見おろす実物大Aパーツは、法律上は「建築物」なのだそうだ。その大きさから、建築基準法に則って作らなければいけないハメになったらしい。
 だから今後は、くれぐれもアレを「ガンダムの模型」と呼ばないようにご注意頂きたい。

 さて蘊蓄(ウンチク)物フロアを抜けると、そこはモデラーの天国である。あんなジオラマやこんなジオラマが、大人になってプラモデルぐらいは自由に買えてしまうようになった連中を、ほれほれどーだと出迎えてくれる。
 そんな中で、ヨーロッパの古い建物に突っ込んで倒れているザク、というジオラマを目にした友人が、しみじみと言った。
「みんなジオンが好きなんだなぁ。負けてるジオンが」
 そうなの?

 こうして物欲のツボに針を打たれたような状態で向かう先は、満代屋である。そこはまるで、カラカラに喉が渇いた物欲というイドの怪物に塩水を与えるような、極楽地獄と呼ぶべき場所であった。

 満代屋のフロアに足を踏み入れるとまず出迎えてくれるのが、子供の頃に欲しくて欲しくてしかたなかったオモチャ達である。超合金、ジャンボマシンダー、変身ベルト、etc……。
 そういえば子供の頃、近所に住んでたアンザイ君の家にはこれのほとんどがあったよな~、あそこは金持ちだって親が言ってたっけな~、と正気を失いつつ歩いていくと、いよいよ極楽地獄の中枢である。

 そこにたどり着いたとき、心の中で「買えよ、国民!」というギレンの声が聞こえてきた(嘘)。

 ここで売っている物を挙げていったらキリがない。現行の戦隊物アイテムやライダーのグッズ、プリキュア物、子供用パジャマ、etc……。

 そして大きなお友達のハートを鷲掴みする、超合金魂!
 記憶の片隅では確か15,000円近くしたものが7,000円で売ってる、安い!

 ……と、催眠商法に引っかかって鍋や布団を買ってしまった人と同じ様な状態になりかけていた。良く考えれば、鉛のオモチャに7,000円も出せるほど稼いじゃいないのである。
 これらの誘惑に打ち勝つことが出来たのは、その後で飲み会に参加する事が決まっていたから、という理由があったからである。せっかく買った物を、酔った勢いで電車の中に忘れてしまっては、泣いても泣ききれない。そう考えて心の手綱を引き絞ったのであった。
 もしその後の予定が入ってなかったら、果たしてどうなっていたことやら。

 そんな物欲ストームにさらされてヘトヘトになった心と身体を休めようと、中にあるレストラン、ガンダムカフェに入った。ここは先に書いた実物大Aパーツを眺めながら食事が出来るという、絶好のデートスポット(違)である。
 メニューの名前もガンダムテイスト満載で、友人はその中からモノアイというカクテル(?)を注文していた。
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 真ん中にあるのは、杏か何かのシャーベットだそうである。これがまた、全然溶けない。シャーベットと言うより、氷玉である。長居をしたい方にはお勧めと言える。
 この氷玉をかじろうと友人が苦労していたのを見て、店員さんが皿とフォークを持ってきてくれた。きっと以前に同じメニューを頼んだ客が、このモノアイをかじろうとして床にころげ落とした事があるのに違いない。

 そんなこんなで MS igLoo 上映の前後、この「オヤジの楽園」を堪能したのだった。
 実際は二度に分けて行った散策をまとめて書いているのと記憶に頼って書いているためとで、フロアのつながりなどがむちゃくちゃな記述になっていると思うが、なにとぞご容赦いただきたい。こちらのページにフロアの案内図があるので、正確な情報はこちらでチェックされたい。

 何にせよ、バンダイミュージアムとガンダムミュージアム、ガンダム好きのガンダマーならとにかく行くべし。

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2005.01.15

Ms igLoo を見よ、国民!

 松戸のバンダイミュージアムへ行ってきた。友人のお誘いでフルCGアニメ「Ms igLoo」を見る事になったのである。
 これは完全デジタル作品で、スクリーンへはハードディスクから直接映しているらしい。そのため、上映できる映画館が限られてしまうだけではなく、作品に関わったスタッフでさえ大画面で見るには松戸に赴くしかないという、なんだかとんでもない作品なのである。

 正直言って、自分はこの作品をなめてかかっていた。話の内容も良く知らなかったし、作品のセールスポイントはフルCGだけだと思いこんでいた。

 バカだった。

 この作品、話の内容がメチャメチャ良い。
 一年戦争当時のジオン軍で新型兵器のテストに従事する、軍人とは微妙に立場が異なる人たち。輸送船の船長、大学を出たばかりの技術者、そういった人々が、国家総動員法によって徴用されていた時代。
 そして戦場では、時代遅れの大砲屋が、戦車乗りが、己の全てを時代遅れの武器に託して戦う。

 そう、これは熱いオヤジ達の物語なのである。

 私の認識違いは、それだけにとどまらなかった。
 たとえばボールがそうである。

 某ゲームのCMでは接待バトルなどと呼ばれ、あるいは劇中でザクに蹴飛ばされ、ガンダムファンの中でもほとんど戦力外通知状態のあのボールを、我々は正しく認識していなかったのではないだろうか。
 あれは立派な、戦う機械・兵器なのである。宇宙空間における機動性は、場合によっては人型モビルスーツを上回る。言われてみれば当たり前の事だが、ついついその容姿から、侮った見方をしていたのは否定できない。
 ボールの餌食にされるザク、などというものを、私は今まで想像した事もなかった。
 そう、ボールは強いのである。
 ザクをいたぶるボールを、見てみたいとは思わないか?

 この作品がお勧めである事を示す一つの事実を記そう。
 この日、15時から一話と二話を、16時半から三話を上映していた。チケットは全席自由の総入れ替え制で、第二話を見終わったら一度劇場を出なければならない。
 15時ちょっとまえに劇場に入ると、最前列と二列目はガラガラ。居合わせた観客も、「とりあえず来てみました」的なテイスト満載で、実にダランとしている。そんな中、一緒に行った友人の勧めで二列目中央に陣取った。
 さて第一話が終わって何気なく周りを見ると、みんな自分の膝に両手をついて前のめりになっている。そう、みんなマジになってるのである。
 そしていったんロビーに出た観客達は、そこにある売店で今見たばかりの物語に登場するグッズを買いあさり、第三話に向けて劇場の扉が開かれると我先にと中へ流れ込んでいくのであった。そう、みんな激しく期待してるのである。

 現在公開されているのは三話までだが、どうやら今年あと三話、つまり第六話まで作られる予定らしい。
 ローソンでDVDも売り出されるようだが、その前にまず松戸へ、集え国民!

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2005.01.14

まだまだ現役 HP200LX

 夕方の社員食堂で、HP200LXで何かを読みながら食事をしている人を見かけた。もうとっくに販売停止になった物だから、かなり年期の入ったモバイラーと思われる。

 そういえば秘密結社の知人にも、今でも200LXで通信までこなしている人がいる。それだけ使いやすいマシンであり、それに替わるマシンがない、という事なのかも知れない。

 かくいう自分も今使っているUX50を手に入れるまでは、クリエのSJ33と200LXの併用体制だった。今でも書斎には、100LX、200LXのメモリ2メガ版、4メガ版と、三台のLXが眠っている。
 それぞれ首が折れたり倍速化したり友人宅から嫁いで来たりと、実に思いで深いマシンたちである。

 初めて倍速化に挑戦したときは、基盤に半田ゴテを当てる手が震えだしたのを覚えている。100LXの首が折れたのは会議の真っ最中で、その瞬間思わず「あー!」と叫んだものだった。

 その後も友人からオムロンのマシフを譲ってもらったりThinkPad220を手に入れたりNECのモバイルギアを購入したりと、様々なモバイル機を使ってきた。しかし、つい最近まで使い続けたのは200LXだけだった。

 乾電池で長時間稼働が可能であるところ、外出先でバッテリー切れを起こしても乾電池だから調達に苦労しないこと、キーボードが本体にあって親指タイピングで入力が出来ること、豊富なDOS用のソフトが使えること等々、様々な要素を考えれば今でもこれが最強のモバイルマシンではないかと思っている。

 という文章をクリエUX50で書いている私は、裏切り者と呼ばれてもしかたないか……?

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2005.01.13

ミクシィ中毒

 いやはや、聞いてはいたけど本当にミクシィがこれほどまでに「中毒性のあるもの」だとは思わなかった。「暇さえあれば」などという生易しいレベルではなく、「何かというと」ミクシィのチェックをしている自分がいる。こんなとき、仕事中にもWebにアクセスできる状況というのは、ありがたいやら困るやら。

 この感覚って、15年前にNifty-Serveに入会した頃の感覚に似ているような気がする。あの頃も、もう社会人二年目として大人の行動をしなきゃいけない年だと言う事は判っているつもりなのに、初めて知った世界に夢中になって毎晩夜遅くまでネットの中(ただしこの場合は、サーバの中)をウロウロしていた。
 今ではネット上のサーバーは24時間稼動が当然になっているが、あの当時は毎日午前三時になるとメンテナンスのためにサービスが停止された。だからRT(チャット)中毒の連中はみんな、Niftyがメンテで落ちるまでRTを続けていたものだった。

 単なるWeb上の掲示板とかでは、これほどの思い入れというものは抱かなかった。それは「自分は既にNiftyのような世界を知っているから、今さらネットワーク云々という世界におぼれるはずもない」という思いがあったからなのだが、こうやってまた改めてクローズドな世界に足を踏み入れてみると、何だ全然同じ行動してるじゃん、という感じ。

 決して自分はネットに醒めていたわけでもなければ、達観していたわけでもない。ましてや、大人になったというわけでは、全然なかったという事だ。

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2005.01.12

UX50実戦配備レポート

 新年早々クリエのUX50を入手して、すでに十日目となる。親指タイピングで電車の中でもバリバリと打ち込めるUX50はもはや、自分にとってなくてはならない存在となりつつある。
 かつてHP100LXを使っていた時に買った「徹底活用ブック」という本に「電脳パンツ」という表現があったが、まさしくそんな感じである。
 今やネックストラップで首からぶら下げ、風呂場以外はずっとこれを持ち歩いている。

 でもってこのUX50、デキが良いだけに悩みも多い。たとえば辞書。
 辞スパの国語辞典を入れたは良いが、この辞書がまた使えない。私が調べたい単語に限って載ってない。「××がこうじて」の「こうじて」はどう書くのか。それが辞スパには載ってない。パソコンに入れてある広辞苑第五版で調べると「高じる」で良いらしい。
 何しろ一事が万事この調子。今日なんか、「おせち料理」の「おせち」を調べたら出てこなかった。これも広辞苑で調べたら「御節」で良いらしい。
 仕方がないのでそのうち、広辞苑第五版のデータを圧縮してメモリースティックにぶち込み、それ向けのブラウザを突っ込む事にしようと思う。

 もう一つの悩み事がバッテリー。UX50は無線LANも内蔵で、おまけに購入時に5,000円安くなる代わりに無線LAN倶楽部に入会させられたもんだから無線LANを使いたい放題なのは良いんだが、実際にそれを使うと猛烈な勢いでバッテリーを消費する。それでなくてもUX50のバッテリーは中距離ランナータイプだというのに、無線を使うと加速装置を入れた009みたいな状態になってしまう。
 今日も無線LANを使ったとたん、バッテリー残量が80%からいきなり40%になってしまったのにはマジに驚いた。
 こんなにバッテリーを消費するのでは、ヨドバシに注文しといた拡張バッテリーが届くまでこの技を封印するしかないんじゃないだろうか。

 便利な技があるのに使えないなんて、まるでウルトラファイトではアイスラッガーを封印しているウルトラセブンの様な気分である。

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2005.01.11

Mr.インクレディブル

 そろそろ上映が終わりそうだということなので、以前から見たかったMr.インクレディブルを見た。例によって、ユナイテッドシネマとしまえんのレイトショーで1,200円である。

 ストーリーの構造は、スパイキッズやサンダーバードと同じ。もっとさかのぼれば、シュワルツネッガーのトゥルーライズと同じ、と言って良いだろう。ここらへん、彼らは「フォーマット」というものを非常に大事にするようだ。

 もちろんフォーマットはあくまでも器であり、そこに何を盛り付けるかは監督や脚本家次第。サンダーバードでは「少年が青年になる話」を盛り付けていたし、トゥルーライズでのそれは「家族の絆の再生」ではないかと思う。

 で、Mr.インクレディブルも「家族の絆」がテーマであるかのように言われてるっぽいんだが、どうも見た感触では違う気がする。これは大人キャラに関しては「喪失と再獲得の物語」であり、子供キャラについては「そこにあるのに見えなかったものに気づく物語」だったのではないだろうか。

 スーパーヒーローという立場、言い換えれば自己の存在理由そのものを奪われた大人たち。その状況に納得できないものもいれば、過去は忘れ去って現状に馴染もうとする者もいる。
 ストーリーの中で彼らは好き好んで、あるは巻き込まれて、かつての姿である「ヒーローという自分」を取り戻してゆく。そして周囲もまた、自分たちが自らの手で奪い取ってしまった「我らがヒーロー」をもう一度手に入れる。

 他と異なるがゆえに、それを封印することを強要される子供たち。「みんなと同じ」である事を絶えず求められ、それはすなわち「みんなとは違う自分」というものを否が応でも認識させられ、自ら異端という殻を被る。
 だが彼らがその力を求められ、自分自身の極限を測るかのように力を発揮するとき、自ら作り上げた異端という殻は打ち破られる。そこにあるのは、どうあろうと自分は自分であるという、自信。

 そんなことをつらつらと考えたりする数え年41歳のオッサンなのであった。

 もちろん、エンターテイメントとしても凄く良く出来ていると思う。ダッシュが初めて自分の力を本気で解放するシーンは鳥肌が立つほどだったし、インクレディブル婦人の特殊能力はヒューヒュー・ポーポーを思い出させる。しかも、どんな姿になっても(時には不気味に見えるほどの場合もあったというのに)、元に戻れば猛烈に色っぽい。私はこれほどセクシーなアニメキャラを見た事がない。
 それに比べるとMr.インクレディブルなんて、タダの丈夫な馬鹿力男。まぁ、打たれ強いというのはヒーローの必須条件だけどね。

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2005.01.10

へぎそば祭り

 秘密結社で時折出る話題のなかに、「へぎそば」というのがある。「へぎ」と呼ばれる器に入っているからへぎそば、と呼ぶらしい。ざるそばがザルに乗ってるのと同じ様なものだろう。

 ちなみに「へぎ」とは何かと調べてみたところ、杉または檜を剥いで作った薄い板の事をへぎ板といい、それで作った折箱をへぎ折りというらしい。だから恐らくは、へぎ折りに入ったそば、という事だと思われる。

 もっとも、へぎ折りに入っていればどんな麺でもへぎそばと呼べるという訳ではないはずで、へぎそば用の麺があるはずと常々思っていた。
 そこで秘密結社メンバー宅で開かれた新年会にお呼ばれした時、へぎそばの麺とはどのような物なのかを尋ねてみた。そうしたら、あれこれ説明するより食った方が早いだろうと、へぎそばに使われる麺そのものを頂いてしまった。
 それを今日の昼、女房に頼んで茹でてもらった。残念ながらわが家にはへぎ折りがないので、器は大皿で代用した。

 息子も六年生で食べ盛りだし私も麺好きという事で、茹でた麺は300グラム。これが皿に乗った姿は圧巻である。女房も、とても親子三人では食い切れそうにないと、後悔したそうだ。

 なにはともあれ、まずは一口頂く。ツルツルでモチモチっとした麺は、噛み心地・喉越し共に何とも言えない快感である。麺に海草が混じっているのだそうで、それの持つ粘りけやとろみが、この麺の特色を生み出しているのだろう。

 麺がツルツルしている為か、いくらでも腹に入っていく。気がつけば大皿に山盛りだったソバは、残り一口となってしまっている。
 その最後の一口を息子が食べ、わが家のへぎそば祭りは終了となった。

 へぎそば、おいしゅうございました m(_ _)m

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2005.01.09

古き良きケロロ

 ケロロ軍曹で、キャラによる新年の挨拶を見た。そういえば昔の子供向け番組では、けっこうこれをやっていたように思う。確か仮面ライダーでも、死神博士が新年を言祝いで乾杯の挨拶をした事があったはず。

 こういったTV番組内での風習って廃れたよな~、なんて話をしていたら、今度はエンディングが絵描き歌になっていたのに驚かされる。これまた最近の子供番組では見かけなくなった風習の一つだ。

 そういえばケロロ軍曹って去年の夏は、エンディングが音頭になっていた。
 この番組はその存在そのものが、昔のTV番組に対するオマージュなのかも知れない。

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2005.01.08

お前はもう死んでいる

 今日は久方ぶりの囲碁教室。新年の初対局だし棋譜をとるクリエも新しくなったし、ぜひとも勝ちを納めて幸先の良い一年にしたいものである。
 そんな事を思いながら対局の組み合わせ発表を待っていたところ、本日の対戦相手はNZKさん。級位は5級。私が10級だから、5子局となる。
 新年早々から5級も上の人と対局とはついてないと思ったが、いやまて良く考えれば先に五子も置けるのは非常に有利ではないか、と思い直した。こちらとて二桁級とはいえ、一桁級の手前である。手堅く打てば勝ちも夢ではない。
 黒石を五つ置き、対戦相手に礼をする。こうして、新春対局は開始された。

 しかしさすがに相手は上手である。5級という級位も伊達ではない。最初は圧倒的に優位だったのが、いつのまにか地を囲っているつもりの石が団子にされ、随分と目減りさせられてしまっている。
 目算は苦手なのだが(というより、出来ないのだが)、微妙に足りない気がする。どこかに付け入る隙はないものかと、下図の盤面を睨みながらウンウンと唸っていたところで先生が通りかかった。


050108_01

「ねぇ、ここって、生きてるのかしら?」
 先生が指し示す盤面右上に目をやる。こちらとしては△印の付いた白石を取っているつもりだったが、良く見れば×印のついた黒石が全滅しているではないか。

050108_02

「ここ、欠け目よね」
「そ、そうですね……」
「もしかして、気づいてなかった?」
「いやもう、まるっきり」

 こんな大石が死んでいては、とうてい勝ち目はない。今年の新春対局はこうして、投了負けに終わったのだった。

 それにしても指摘されるまで死んでる事に気づかないなんて。
 これでは今年一年、「囲碁界のハート様」と呼ばれても文句は言えない。

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2005.01.07

カモカモエブリボデー

 TBSで深夜に放送された中島みゆきスペシャルを見た。
 内容は、去年の暮れに女房へのプレゼントとして買ったLAでのスタジオライブDVDの、メイキングっぽいもの。どうりで映像に見覚えがあると思った。

 番組は一時間程度だったが、どうやらこれは不完全版らしい。
 というのは、スカパーのTBSチャンネルで完全版を放送、という番宣が織り込まれていたからである。

 CSのチャンネルで良くある手法で、新規の客を見込めそうなコンテンツをぶつけ、一時的にでも加入者を増加させる。そのうちのほとんどは目的のコンテンツを見終わったら退会するだろうが、中には退会手続きを忘れたり面倒だと思ったりして残る客がいるだろう。
 これを何度か繰り返せば、加入者数のグラフはジグザグを描きながらも少しずつ右肩上がりになる、という寸法である。

 ご多分に漏れずわが家もTBSチャンネルに加入した。果たして来月、すっぱりと退会できるかはまだ判らない。
 以前にアニメ専門のチャンネルでヒカルの碁を一挙放送という時も、やはり入会した事がある。このときは35話まで放送しておきながら、それ以降は放送未定という荒業を繰り出されたのに腹を立てて即刻退会したのを覚えている。

 とりあえず、せっかく入ったんだしという事で向田邦子特集を録画する事になった。
 なんだかんだ言って、結局は良いカモなのか、うちは?

 とか言いつつ、去年退会した東映チャンネルで「有言実行三姉妹シュシュトリアン」が放送されたら、また加入しちゃうんだろうな~。

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2005.01.06

猿の軍団

 スカパーで猿の軍団の放送が始まった。懐かしさについ、毎週録画予約の設定をしてしまう。
 それにしてもまさか、小松左京が関わっていたとは知らなかった。
 主題歌は子門真人だが、これもテロップを見るまでは水木一郎かと思ったほど、粘りけの少ない歌い方。たいやき君は、これの後だったんだっけ?

 本家(?)の方と同じように、こっちもまた「未来の地球は猿に支配されていた」という話。猿の惑星は宇宙船を使っていたが、こちらはコールドスリープで未来に行く事になる。
 そのきっかけとなる地震のシーンが実に豪勢に作ってある。これって、日本沈没と同時期だったか。流用というのではなく、ノウハウの継承という感じがする。

 それにしても、随分と忘れているものだ。初回の時点ではまだ、ライオン丸の人は出てきてなかったとは。それだけでなく、若い女性の研究者が子供二人に同行してたという事も、すっかり忘れていた。
 もっとも、猿の軍団で覚えている事と言えば、主題歌の最後のフレーズと、ビップ将軍というキャラが出てくるという事だけなのであるが。
 この程度の記憶力では、とても真のオタクは名乗れない。

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2005.01.05

お前等ちゃんとウンコしろよ!

 職場のトイレは各フロアに個室4、小用5という配分で設置されている。
 ちなみにフロアにどれだけの人間がいるかというと、六個ずつの机が向かい合わせになった12人一組のシマが11個。このうち機械しか置いてない席や女性の席を差し引いて、男性が100人。これがエレベーターホールを挟んで北側フロアと南側フロアの二つあるので、個室に関して言えば概算で200人分の尻を四つの便器でまかなっている、という事になる。

 一人あたり平均して滞在時間が5分として、便器一つにつき一時間あたり12人、その四倍で48人。大ざっぱに50人として、フロアの全員が用を足すのに約四時間が必要という事になる。
 つまりフロアの男性全員が一日二回の排便を行うとすると、それだけで個室トイレは一日中満室という事になるのだ。

 これは便器にとってみれば、想像を絶する過酷な労働である。一日中そんなにもたくさんの尻を乗せて、よくぞヒビの一つも入らず頑張っているものだ。

 しかもこの計算はあくまでも単純に均等割しただけのもので、現実にそぐわない部分がある。それは、「誰も同じような時間にウンコがしたくなるものだ」という要素を考慮していない事である。

 たいてい、排便をしたくなるのは起きたときと食事の後である。朝、自宅での一発が不発に終わったので職場でリベンジ、というのは良くある事で、実際始業ベルが鳴った後のトイレはいつも満室状態である。

 そしてお昼時。会社だから当然、みんな一斉に昼食をとる。ということはすなわち、200個の尻がほぼ同時に臨界点に達する、という事である。
 そして事実、昼食後のトイレはいつも、無言のバトルが繰り広げられている。ジャストのタイミングで幸運を手に入れる者もいれば、運に見放され目の前で天国への扉が閉ざされる者もいる。

 そんなバトルに勝利してウン良くシートにありつき、まずは第一波を済ませフウとため息をつくと、隣の個室から何か聞こえてくる。一定のリズムでプチプチと繰り返されるその音に、聞き覚えがある。
 そう、携帯のキーを押す音である。

 人が必死こいて括約筋に満身の力を込めてカタストロフを防いでるその最中に、なんと携帯メールを打ってる奴がいるのだ。こんな暴挙が、果たして許されるのだろうか。

 そういえばトイレに入る度にいつも満室状態で、耳をすませばプチプチカタカタという音が聞こえてくる。
 もはや会社のトイレは完全に、電話ボックスならぬ「メールボックス」となってしまったのだった。

 そしたら俺はいったい、どこでウンコすれば良いんだ?

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2005.01.04

起動せよ、GT4!

 仕事始めのこの日、AKO君は新年の挨拶よりも先にこう切り出した。

「なんかね、起動しないらしいですよ。でもって、起動しないスレまで立ってるそうですよ」

 判らない人には何のことやらサッパリ判らないが、判る人には「あぁ、アレね」と一発で判る、PS2用ゲーム「グランツーリスモ4」の起動問題の話題だった。

 GT4は二日にUX50を買って加算されたポイントを使って、既に入手済みである。ただ昨日はUX50の環境設定に夢中で、そっちまでは手が回らなかった。
 そんなわけで今朝の時点では、わが家のPS2でGT4が動くかは不明のままである。

 念のために情報収集せねばと、なぜか仕事用のPCにインストールされているかちゅーしゃを立ちあげる。
 ゲーム板に行くと確かに、GT4が起動しなかった人たちがまったりと集まっているスレがあった。

 読み進めていくと、どうやら型番には依存しない現象である事、だから新しいPS2でも油断は出来ない事、覚悟を決めてPS2を分解しレンズ掃除や微調整をして起動するようになったなど、色々な事が判ってきた。
 ちなみにAKO君は分解派だったそうだ。と言うことは、初めのうちはまともに起動しなかったという事か。

 今日は息子が実家から帰ってくる予定になっている。息子は大のゲーム好きだから、GT4があれば当然プレイするだろう。なのに起動すらしなかったとしたら、さぞやガッカリするに違いない。
 とりあえず息子の失望を回避するため、自宅にいる女房にメールで「GT4は触らせないように」と伝えた。

 実を言うとわが家のPS2はもう、すっかり動作が怪しくなっているのである。GT4プロローグをプレイしていても、ディスクの読み込み画面から永久に出てこれなくなるなんてのはザラで、息子がパワプロをやっていたらオープニングで無限ループに入った事もあった。80年代にCGキャラが「ビビビビビビビーフシチュー!」なんて騒ぐ番組があったと思うが、あの「ビビビビビビビ」部分のようにずっと同じ音を繰り返し再生しているのである。

 思えばわがやのPS2は、まだ四万円ぐらいしていた頃に買ったものだ。そろそろ寿命なのかも知れない。幸いにしてスーパーソニータイマーは故障してくれたようだが、もう本体が故障してもおかしくない時期なのかも知れない。

 AKO君の「ダメだったら分解調整したげますよ」という言葉を支えに家に帰り、まずはレンズクリーニングをやってみることにした。
 DVDプレイヤーソフトが入ったメモリをつけて起動し、絵の出るDVDレンズクリーナーを入れる。
 念のために二回ほどクリーニングをしてからGT4のディスクと入れ替え、リセットボタンを押した。

 すると、あれこれ質問されたりレクチャーを受けたりした後に、あの懐かしいメロディーが聞こえてきた。おぉ、今回はスローテンポだ。しかも、女声ボーカルか?
 なにはともあれ、わが家のPS2は無事にGT4を起動することが出来たのだった。

 オープニングの後、まずはアーケードモードに入って、軽く小手調べ。
 車の選択をメーカーから選ぶのと歴史で選ぶ二通りのメニューになっているらしい。ここはまず車種の少ない歴史メニューを選んだ。
 画面に歴史年表のような物が出てきて、70年代のあたりにコスモスポーツが描かれている。「おぉ、マットビハイクル!」こりゃもう決まりと70年代メニューに入ったが、コスモスポーツなんてどこにも見あたらない。どうやらこれは、ゲーム達成率が上がると出てくる「ごほうびカー」の一つであるようだ。
 それならばと、選べる車の中から昔すごく好きだったダルマセリカをチョイスする。これ、本当に好きだったんだよな~。

 で、コースを見るとなんと、ニュルブルクリンクがあるではないか。「わーい」と、準備運動もせずプールに飛び込む馬鹿ガキ状態で、ダルマセリカでニュルブルクリンクに挑んだのだった。

 が……。

 長い。てゆーか、永い。
 五分走ってもまだ周回カウンターは一周目をしめしている。七分たってもまだ終わらない。十分以上走ってやっと、最初の一周が終わったのだった。
 アーケードモードで2周のレースをプレイするのに、20分以上かかるという事か。

 こりゃ、当分終わらせる事は無理そうだ。
 もっともその前に、GT3とGT4プロローグが待っているのだった。

 こりゃ当分、終わらせるどころか始める事すら出来そうにない……。

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2005.01.03

PDAと畳は新しい方が……?


 この正月に、数え年で四十一になった。知ってる人は知っている、バカボンのパパと同い年である。
 そんな良い年をしたオッサンが何と、来年から年金受給となる老母からお年玉をもらってしまった。いやはやなんとも、恥ずかしいやら有り難いやら。確か私の父が四十一の時には、母方の祖父に小遣いを渡していたような気がする。これが甲斐性の違いと言うものか。

 という忸怩(じくじ)たる思いも束の間、実家からの帰りに速攻で新宿のビックP館へ行き、以前から欲しかったクリエのUX50を買ったのであった。

 こうしてまとまった額が手にはいるとすぐに秋葉原かビックカメラに行ってしまうこの性格が直らない限り、若いおねぇちゃんとイケナイ遊びをするなんて事には縁がなさそうである。やはりこれも甲斐性の違い、というものだろうか。

 そんなわけで年末年始休みの最終日は、新兵器UX50の環境設定に勤しむことになった。

 これまで使っていたSJ33とはPalmOSのバージョンも違うしハードも随分と異なっている。そのままホットシンクしてしまうのはちょっと怖かったので、ソニーのサイトからPIMのデータだけ引き継げるツールをダウンロードした。
 使っていたアプリは、再度インストールをする。この方法だと完全に以前の環境を引き継げなかったりするが、システムがいったんクリーンな状態になるので、案外と気持ちが良かったりする。
 インストールしたアプリはおおよそ、こんな感じ。


・KsDatabook
・休日定義
・六曜定義
・Pook V2
・秋葉マップ
・CrsMemo
・お気軽囲碁対局
・PalmGOne
・EiWait
・K-TImer
・RD Style Calc
・TRAIN
・辞スパ
・DALauncher
・File Z
・MS Backup
・マイペディア

 改めてこうして数えてみると、随分色々と入れているものだと思う。今後もきっと、インストールする物は少しずつ増えていくのだろう。

 で、キーボード付きクリエの使い心地はというと、これがなかなか快適である。もともとHP100LXや200LXを使っていたので、親指タイピングは慣れている。しかも最近ではSJ33にキーボードを付けて使っていたぐらいだから、あの小さなキートップに比べると非常に使いやすくなっていると言って良い。

 これでスケジュール管理、文章入力、ブログ用のちょっとした撮影、音楽を聴くといった日常的なほとんどの事がクリエでこなせるようになった。
 あとはHDDレコーダーからの動画を入れこむ方法が確立出来れば、ほぼ完成である。

 移行完了記念ということで、ここ数年使ってきた歴代PDAの集合写真を撮ってみた。

05-01-03_01
左からHP200LX、クリエSJ33、クリエUX50

 こんなに良くできたマシンを生産終了にしてしまい後継機も出さないとは、ソニーって案外と消費者にたいしてイヂワルなんじゃない?

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2005.01.02

初詣は体力勝負

 さてこれで終わりかというと、そんな事ぁないわけで、展望台はあくまでも中間地点である。
 ここから海側に降り、洞穴の中にお参りをしてこその江ノ島初詣である。というわけで、かなり急な階段を岩場に向かって降り始めた。
 程なくして、宇宙刑事が怪人と戦っていても何の違和感もない岩場に到着する。そのまま道なりに進むと、洞穴の入り口につきあたる。拝観料500円なりを払って中にはいると、ぽつりぽつりと明かりのついた暗~い洞穴が待ちかまえていた。この洞穴は二つあり、それぞれに「第一岩屋」「第二岩屋」と呼ばれている。
 まずは第一岩屋から攻める。洞穴の奥へ向かう道の途中で、明かりを貸してくれる小屋があった。しゃもじのような小さな板に蝋燭を立て、その周囲を風よけの紙が覆っている。数年前に来たときにはなかったサービスである。
 無料という事もあってこれは有り難いと借りていったのだが、実際に使ってみるとそんなに便利な物ではなかった。
 進行方向である前方は風よけの紙が覆っているため、ろくに照らされない。逆に自分の方を向いた側はその紙がないため、洞窟の闇に対してほとんど逆光のような状態になってしまうのである。

 岩屋の中は天井が低く、大人だと中腰で歩かなければならない。まばらに設置された明かりを頼りに奥をめざす。所々に石像があり、まるで横溝正史な世界を作り出していた。
 最も奧までたどり着く直前で岩屋はYの字型に分岐している。まずは左側に行くと、行き止まりを示す柵がある。更にその奧に続く細い洞穴があるが、それはとても人間が通れるサイズの物ではない。説明書きを読むと、その細い洞穴は富士山の麓まで続いているという言い伝えがあるのだそうだ。まるでスケバン刑事のエピソードのようである。
 そしていったん分岐点まで引き返し、右側へ進む。そこには焼き物か石像か判然としない祠が置かれているのだが、なんの説明書きもない。それどころか、入り口でもらうパンフレットにもこの祠のことは触れられていないのである。もしかして、ものすごい秘密が隠されているのかもしれない。
 柵の向こうに置かれた祠に手を合わせて、第一岩屋を引き返した。

 第二岩屋は、第一岩屋と比べると遊び心があるというか、悪のりの感がないでもない。色とりどりの小さな電球が飾り付けられ、スピーカーから妙な効果音が流されている。
 やはり低い天井に頭を押さえつけられるようにして中腰で奧まで進むと、何と底には龍の模型が置かれている。これがまた何というか、ありがたみのかけらもない、実にデパートの屋上チックなシロモノなのである。
 さすがにその置物には手も合わせず、もと来た順路を引き返す。

 正月早々から釣りにいそしむ人たちに混じって岩場をうろうろする。途中、若いカップルにシャッター押してくださいなんて頼まれたりしつつ、のどかな時を過ごす。

 実はここからの帰りが、地獄なのである。来るときと違って、海側から頂上に向かう方向にはエスカーは、ない。そして島の周囲をぐるっと回るような道路も、ない。波打ち際はほとんどが岩場であるため、島の周囲を歩いて本土側に戻る事はまず無理である。そんなことが出来るのは、フロドとサムぐらいのものだろう。
 つまり、根性出して階段を上がり頂上を経由して参道を下る、というのが唯一のルートなのである。
 若い頃はこのルート、何だかんだと不平を言いながらも、ちゃんと歩いて帰ったものだった。しかし、今はもう四十代。辞書の言葉に従うなら、私はもう立派な「初老」なのだ。とてもそんな、恐ろしい旅に身をゆだねることなど出来はしない。

 というわけで、300円を払って渡し船で江ノ島大橋のたもとまで帰ったのだった。やっぱ文明って素晴らしい。

 かつてのそれに比べると、随分と楽をした江ノ島初詣だった。それでもそれなりに疲れていたらしい。帰りのロマンスカーでは、新宿に到着するまでほとんど爆睡状態だった。

 来年もまた、同じような初詣ができればと思っている。もちろん今度は、スパも予定に組み入れるつもりである。

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正月といえば駅伝と初詣

 初夢の記憶もないまま、新年二日目の朝を迎えた。今日こそは良い天気。まさに駅伝日和である。

 これも結婚後に東京に引っ越して以来の恒例となった、おせち料理で一杯やりながらの駅伝中継を堪能する。
 箱根駅伝の舞台になっているコースは、学生時代に車で走り回ったところが多い。だから見ていて選手がどこらへんを走っているのかが良く判る。それがこの駅伝を面白いと思う最大の理由かも知れない。
 特に戸塚中継所を過ぎて藤沢バイパスから134号線に入り茅ヶ崎を通って平塚を通り過ぎるまでのあたりは、我が青春のドライブコースだったこともあってメチャメチャ懐かしい。

 煮物や鯛等をつまみにビールを頂き、良い気分になったところで女房の実家をおいとまする。
 息子は四日の朝まで残留し、優しい祖父母に囲まれたパラダイスを堪能する事になっている。当然の事ながら、彼が我々を送り出す表情が晴れやかだ。

 湘南ライフタウンの真ん中あたりにあるバス停から神奈中バスに乗り、藤沢駅へ向かう。
 実のところ、もう何年も初詣というものをしていない。定型パターン、様式美といったものを愛する身としては、これは不本意な事である。そこでせっかくだからと、江ノ島神社に初詣に行くことにした。

 藤沢駅近辺を歩き回ってコインロッカーを探し、荷物を放り込む。そして小田急の駅で帰りのロマンスカーの切符を確保してから、各駅停車で江ノ島に向かった。

 もう何年も前に岩本楼に泊まって以来の江ノ島だが、相変わらず「ちょっと寂れた感じのする観光地」テイストに満ちていた。それでもコマゴマと改修されているところもあるようで、小田急の駅を出て江ノ島に向かう途中にあった「東洋のマイアミビーチ」という看板は取り外されていた。マイアミから抗議でもきたのだろうか。

 江ノ島へ渡る橋の上から見える、妙に派手な看板に目を奪われる。帯状の電光掲示板をソフトクリーム状にクルクルッと巻き上げた形をしており、何やらせわしく画面が描き変わっている。最初ラブホテル(最近はファッション・ホテルとか言うのか)でも出来たのかと思ったが、近づいてみたらそれがスパである事が判明。
 帰りの電車が決まってるので入るのは断念したが、来年は挑戦してみても良いかも知れない。

 いよいよ鳥居をくぐって恐怖の坂登りである。初詣シーズンだからか、やたらに人が多い。昔ちょくちょく遊びに来たときは開いてた試しのなかった射的屋が営業しており、しかも商売繁盛の様子。
 参道沿いの土産物屋を冷やかしながら、と思ったが、ここの参道は非常に狭い上に、普段からは考えられない程の人が流れているせいもあって、うかつに立ち止まれない。
 人の流れに押されるように、最初のお社に到着してしまった。

 手を洗って口をすすぎ、本殿に手を合わせる。お守りも買って、普通の初詣ならここで終了なのだが、江ノ島の初詣は違う。ここはまだ、スタート地点のようなものである。
 本殿を出たら、まずは頂上を目指す。これが正しいルートというものである。

 などと気張りつつも、かつては己の脚で上がった階段を今はエスカーで楽して上がってしまうのだから、正しいもクソもない。
 エスカーをご存知ない人の為に説明すると、要は単なるエスカレーターである。これが江ノ島の麓から山頂までの間に、三本ほど設置されている。最初の一本はパスして自力で登ったのだが、そこから先は二本のエスカーのお世話になって、らくちんモードで頂上に到着したのだった。

 頂上についたら、目指すは当然展望台である。今は新しい展望台に立て替えられているが、これも昔はすさまじい代物だった。
 展望フロアに行く為のエレベーターが昔の金網みたいなケージで、たどり着いた展望フロアは板張りの吹きさらし。歩けば床がギシギシと鳴き声をあげる「天然ウグイス張り」なところが、よりいっそうスリルを覚える逸品だった。
 そんな展望台も今では、大きなガラス張りの室内型展望フロアになっていた。空調も効いていて、実に快適である。
 四方をぐるっと見回して、携帯のカメラで何枚か写真を撮った。ついでに展望フロアの屋上にも出て外の風を浴び、昔なつかしのモードも満喫してここはクリアという事になった。

05-01-02_01 展望台から江ノ島大橋を望む
05-01-02_02 展望台から見る富士山

 後半へ続く。

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2005.01.01

それは隠し芸?

 大晦日の雪が嘘のように元旦は良い天気、と思っていたら、夕方になって雪が降り出した。それも、自分の実家から女房の実家に移動しているときだけ降る、というかな~り気分の悪い時間配分で。今年は雨男から雪男に昇格、という事なのだろうか。そんなに毛深くはないんだがなぁ。

 というわけで、元旦は例年通り女房の実家で一泊となった。一風呂浴びて自分の実家で飲んだ酒をぬき、寿司と蟹で飲み直しである。
 BGVは例年だと筋肉番付なのだが、今年は珍しくフジテレビのスター隠し芸大会だった。リビングのチャンネル権は、お義父さんが握っているのである。実のところ、いつも隠し芸大会のほうを見たいと思っていただけに、今年の展開はありがたかった。

 子供の頃の正月と言えば、元旦二日の晩は隠し芸を見るものと決まっていたため、どうにもこれを見ないと「正月が来た~」という気分になれない。
 私にとって新春スター隠し芸大会とは、新年を迎える儀式の一つなのである。
 もう一つの儀式は駅伝と12時間時代劇を変わるがわる見ながら酒を飲むことなのだが、こっちはすっかり廃れてしまった。

 そんな懐かしさも混じった隠し芸大会だったが、昔と比べるとすっかり様変わりしてしまった。
 昔は二日がかりだったが、もう何年も前から元旦の晩だけになってしまったのも、大きな変化の一つである。昔はのんびりしていたという事なのか。それとも視聴者を二日間引きつけておく程のコンテンツを用意するのが困難になった、ということなのか。

 また、出し物の内容も変わった。昔は英語劇や中国語劇などが定番としてあったが、最近ではやらなくなってしまったようだ。そのかわりダンスやアクロバットのような、肉体派な演目が増えている。

 それらの演目を、企画・練習の段階から収録し見せてしまう、というのもまた「時代の流れ」というやつなのだろうか。いわゆる「作りものではない、演者の本当の姿」というものをあなた方は見ているんですよ、という演出なのかもしれない。

 それはそれで別に構わないんだが、その方向ばっかりだとやはり飽きてくる、というのが正直な感想だ。
 たまにはキッチリと作りこまれた「芸」を見たいと思うのだ。
 このままでは隠し芸大会ではなく、「新春スター・できるかな?」という違う番組になってしまいそうである。

 失敗した様子もコミで流し、満点の連発で結局のところ、東西両軍の点差はわずか一点だった。
 この手のTVでムキになる方が、おかしいのかも知れない。
 だが、仮にも競いあうという形式をとっている番組でこういった「いかにも」な展開を見せていると、そのうち視聴者に見向きもされなくなるんじゃないかと心配になる。

 来年は筋肉番付でも良いかと、そんな気分になった。

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