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2005.01.15

Ms igLoo を見よ、国民!

 松戸のバンダイミュージアムへ行ってきた。友人のお誘いでフルCGアニメ「Ms igLoo」を見る事になったのである。
 これは完全デジタル作品で、スクリーンへはハードディスクから直接映しているらしい。そのため、上映できる映画館が限られてしまうだけではなく、作品に関わったスタッフでさえ大画面で見るには松戸に赴くしかないという、なんだかとんでもない作品なのである。

 正直言って、自分はこの作品をなめてかかっていた。話の内容も良く知らなかったし、作品のセールスポイントはフルCGだけだと思いこんでいた。

 バカだった。

 この作品、話の内容がメチャメチャ良い。
 一年戦争当時のジオン軍で新型兵器のテストに従事する、軍人とは微妙に立場が異なる人たち。輸送船の船長、大学を出たばかりの技術者、そういった人々が、国家総動員法によって徴用されていた時代。
 そして戦場では、時代遅れの大砲屋が、戦車乗りが、己の全てを時代遅れの武器に託して戦う。

 そう、これは熱いオヤジ達の物語なのである。

 私の認識違いは、それだけにとどまらなかった。
 たとえばボールがそうである。

 某ゲームのCMでは接待バトルなどと呼ばれ、あるいは劇中でザクに蹴飛ばされ、ガンダムファンの中でもほとんど戦力外通知状態のあのボールを、我々は正しく認識していなかったのではないだろうか。
 あれは立派な、戦う機械・兵器なのである。宇宙空間における機動性は、場合によっては人型モビルスーツを上回る。言われてみれば当たり前の事だが、ついついその容姿から、侮った見方をしていたのは否定できない。
 ボールの餌食にされるザク、などというものを、私は今まで想像した事もなかった。
 そう、ボールは強いのである。
 ザクをいたぶるボールを、見てみたいとは思わないか?

 この作品がお勧めである事を示す一つの事実を記そう。
 この日、15時から一話と二話を、16時半から三話を上映していた。チケットは全席自由の総入れ替え制で、第二話を見終わったら一度劇場を出なければならない。
 15時ちょっとまえに劇場に入ると、最前列と二列目はガラガラ。居合わせた観客も、「とりあえず来てみました」的なテイスト満載で、実にダランとしている。そんな中、一緒に行った友人の勧めで二列目中央に陣取った。
 さて第一話が終わって何気なく周りを見ると、みんな自分の膝に両手をついて前のめりになっている。そう、みんなマジになってるのである。
 そしていったんロビーに出た観客達は、そこにある売店で今見たばかりの物語に登場するグッズを買いあさり、第三話に向けて劇場の扉が開かれると我先にと中へ流れ込んでいくのであった。そう、みんな激しく期待してるのである。

 現在公開されているのは三話までだが、どうやら今年あと三話、つまり第六話まで作られる予定らしい。
 ローソンでDVDも売り出されるようだが、その前にまず松戸へ、集え国民!

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受信: 2005.02.20 16:34

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