帰ってきたウルトラマン 17話~20話
職場の友達から借りたDVDの5巻を見ながら晩酌。
第17話「怪鳥テロチルス 東京大空爆」
実はこれ、前後編モノの後編。前編で、石橋正次が爆弾抱えて大暴れというドラマパートと、テロチルスが大暴れという特撮パートが絡み合っていた。後編の冒頭で、ウルトラマンはテロチルスに敗退する。
最終的には当然ながらウルトラマンが勝つわけだが、そんなことよりも石橋正次のパワーに目が吸い寄せられてしまう。
さすが、アイアンキングより強い生身の人間だけの事はある。
第18話「ウルトラセブン参上!」
かの有名な、ベムスター登場の回。しかし、全編を通して登場するベムスターよりも、二分程度しか登場しないウルトラセブンの方がサブタイトルではでかい顔をしてるというのがすごい。
ちなみにこの回を見て初めて気づいたのだが、帰ってきたウルトラマンの劇中音楽の中には、ウルトラセブンの劇中音楽が少なからず使われているようだ。
このエピソードの冒頭でベムスターに食われてしまう宇宙ステーションの隊長は梶だったが、ウルトラセブンでは同じようなポジションで倉田というのがいたような気がする。これは同一人物だと脳内補完するのが正しい見方なのだろうか?
このエピソードから登場するウルトラブレスレットはまず最初に、贈り主であるセブンに敬意を表してなのか、アイスラッガー的なパワーでベムスターを切断するのであった。
第19話「宇宙から来た透明大怪獣」
隕石が坂田次郎の通う小学校に落ちる。MATは調査に来るが、目視のみで普通の隕石と断定する。これって以前にやはり西田隊員が工事現場から出てきた怪獣の卵を誤認したパターンと同じだと思うのだが、MATにはQCサークルみたいな活動はないという事なのだろうか。
次郎少年は大怪我をして「郷さん、絶対怪獣をやっつけてよ」と病床からうわ言を繰り返す。しかし次郎少年が瀕死の状態から生還する直前に見た夢は「ウルトラマンに背負われて空を飛ぶ」という内容だった。郷さん、立場ないじゃん。
このエピソードに登場する怪獣・サータンを見たとき、まずスターウォーズのセブルバ親父を思い出したのはワタシだけだろうか。
第20話「怪獣は宇宙の流れ星」
猛烈な磁力を持った怪獣、マグネドンが登場。爆弾でバラバラにしたというのに、雷の電力でもう一度磁力を得ると、鋼鉄ジーグもビックリの合体・復活をとげる。
マグネドンの磁石的性質をどうにかしようと、水力発電所から引っ張ったケーブルを怪獣にくっつけて大量の電気を流すが、マグネドンはびくともしない。そのときのMAT隊員の台詞が、文系な俺様には微妙な感じだった。
「郷、アンチマグネット装置は大丈夫か?」
「はい。どんな磁力も跳ね返します」
よく知らないのだが、磁力というのは跳ね返せるのか?
「すごい容量だ」
「くそっ! 日本中の電力を集めても駄目か!」
よく知らないのだが、磁力にも容量というのがあるのか?
ウルトラマンはこのマグネドンの背中に捕らえられて磁力だか電力だか良く判らない攻撃を受けてアヘアヘの状態にされる。このやられっぷりが、妙に色っぽい。
もっとも、新マンの本当の色っぽさは吸血怪獣に血を吸われる時が最強なので、これぐらいは小手調べといったところ。
その後、ウルトラマンは地球の磁力がマグネドンを元気にしているのだと考え、宇宙のどこかにマグネドンを連れ去って戦い、やっつける。その星がどこなのかは良く判らないが、とりあえず月ではないらしい。アルミホイルで出来た隕石が空中に浮かぶ、不思議な星だった。
とまぁ、こんな感じ。
気になるのは、ウルトラブレスレットを手に入れてからは、スペシウム光線を使わなくなったこと。その事はあまり覚えてなかったが、やっぱり強力な武器が手に入ればフィニッシュ技はそっちがデフォルト、というのはやっぱり当たり前か。
| 固定リンク | トラックバック (1)