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2005.03.07

【ネタバレ】ローレライ

 例によってユナイテッドシネマとしまえんで、仕事帰りにローレライを観賞する。本当はレイトショーにすれば1,200円で見れたのだが、色々な意味で我慢しきれず19:15上映の回で見た。
 公開三日目の映画を見るなんて、初めての経験じゃないだろうか。それもこれも、家の近くにあっていつもガラ空きなユナイテッドシネマとしまえん様のおかげである。

 この映画、最新の特撮エースやガンダムエースで熱く語られていることもあって、早いところ見たかったのだ。
 そして自分の目で確かめて、熱く語られるのも当然だという結論に達した。

 役所が吼え、柳葉が唸り、堤が飛び散り、香椎がずぶ濡れる。妻夫木が叫び、石黒がほくそえみ、伊武雅刀が目を見開き、鶴見が歯を食いしばる。

 熱いオヤジ! 戦う少女! 行け! ファンネル!

 とまぁこんな感じの映画だったのだが(嘘)、これはひょっとすると上映終了までにもう一度ぐらい見に行ってしまうかもしれない。実際、見終わった後レイトショーでもう一度見ようかと思ったぐらいである。

 さて、行数稼ぎはこれぐらいにしよう。ここから先は本当にネタバレするので、これから見るつもりだという人は現地点から速やかに撤退セヨ。

 念のため、もう少し行数稼ぎ。
 今回、ユナイテッドシネマとしまえんの8番スクリーンにある「ウィンブルシート」の料金を払って、背中からズムズムと襲い来る振動も楽しんでしまった。

 8番スクリーンのほぼ全てのシートがウィンブル仕様になっていて、三階のカウンターで200円を払うと専用のメダルをくれる。このメダルをシート左側のスロットに入れると、ウィンブルシステムが有効になるという仕組みである。
 これ、爆発シーンの多いローレライのような映画にはお勧めである。

 あと、もしこの映画を私と同じようにユナイテッドシネマで見る場合、I列より後ろに座ることをお勧めする。私はI列のど真ん中で見たのだが、スクリーンがメガネのフレームいっぱいに広がって、正直ちょっと見づらかった。

 さて、それでは今度こそ本当にネタバレ全開!

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 予告編にあった石黒の「従来型のソナーを耳とするなら、あれは目です」という台詞そのままに、ローレライ・システムは乗務員の前に自分の乗る艦とその周囲を見せてくれる。
 それを実現可能にしているのは、ドイツで強化人間にされたパウラという少女のニュータイプ能力である。彼女は液体を通じて周囲の気配や思考を読み取る能力を持っている。
 そしてその能力は、他者の死という情報を浴びる度にショックを受け、心神喪失状態になってしまう。つまりローレライ・システムを使って敵艦を撃沈した後はパウラが気絶しちゃうので速攻で逃げるっきゃないという、一撃必殺システムなのである。

 ここら辺がまず、あちこちで「ローレライはガンダムだ」と言われる所以だろう。強化人間・特殊能力・鋭敏な感性といったキーワードが並び、それがガンダム味を醸し出している、というわけだ。

 次に、スレッガーさんの「悲しいけどこれ、戦争なのよね」という台詞を髣髴とさせる「甘いこと言ってると死ぬ」という展開。見てるこちらが「助けてやってくれよ」と思うようなキャラが、バンバン死ぬ。それも、「思い出の品を落としたから」というような、極限状態でそれやったら死んでも文句言えない、けどそれってアンマリじゃない? という展開で死んでいくのだ。

 そして単身、米国艦隊に突っ込んでいく伊507は、それはもうバンバンぶっ壊れる。ここらへんは、七色星団でのヤマトを思わせる戦いぶりである。

 最終決戦で艦長は、妻夫木とパウラの乗ったN式をリリースする。「これは大人たちがおこした戦争だ。いつまでお前たち子供の力を借りているわけにはいかない。最後のけじめは、俺たち大人がつける」と。
 ここで真ゲッターの最後を思い出したのは、私だけ? あ、そうですか……。

 随所に現れる小道具がまた憎い。ライカ、アイスクリン、腕時計、野球のボール、ライター、iPod、etc……。
 物に囚われると妄執につながるが、しかしやはり「物に想いがこもる」という事はありえる話ではないか。

 戦闘シーンは我等が(?)庵野氏が絡んでいるだけあって、見ごたえ十分な仕上がりになっている。新型爆雷が空中を駆ける様は、美しくさえある。
 そして終盤にN式から放たれた魚雷とパウラの横顔がオーバーラップするシーンは、まさに「行け! ファンネル!」とアテレコしたくなる。
 そんなパウラちゃん、今週のスピリッツで表紙になってましたな<おやぢモード。

 ガンダム・ヤマト・ゲッター・その他もろもろ、今まで我々の世代が面白いと思ってきた、言わば「お話作りの栄養」みたいなものを吸い上げて咲いた花、それがローレライである。
 やはりこれは、ぜひとも大スクリーンで見ていただきたい。我々ユーザーが劇場で金を払って見る事が、映画の作り手を応援する事につながるのだから。

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» ★「ローレライ」、嗚呼、記憶を消したいぞ!★ [★☆カゴメのシネマ洞☆★]
「ローレライ」(2005) 日本監督:樋口真嗣  製作:亀山千広  プロデューサー:臼井裕詞 市川南 甘木モリオ  製作総指揮:島谷能成 関一由 千草宗一郎大月俊倫協力プロデューサー:山田健一原作:福井晴敏 『終戦のローレライ』(講談社刊) 脚本:鈴木智撮....... [続きを読む]

受信: 2005.08.29 01:31

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