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2006.10.17

ロボッツ

 以前は洋画を見るとき、必ずオリジナル音声&字幕モードで見ていた。
 洋画はオリジナル音声に限ると思っていたし、英語の勉強になるかと言う甘い考えもあったが、その方法で20年以上映画をみてきた結果がどうか、というのは語るまでもない。
 最近は根性がないので、字幕モードをやめて日本語音声で見る事にしている。晩酌のお供、という視聴方法からも、そのほうが気楽で良いし。
 こういうとき、その場の気分で視聴方法を選べるDVDはありがたい。

 というわけで、「ロボッツ」を見ながら一杯やったのだった。
 この映画、いまさら言うまでもなくフルCGのアニメである。今でこそ珍しくなくなったが、「トイ・ストーリー」を見たときにはさすがに驚いたものだった。あれを見た当時は、もう究極のCGアニメが完成してしまった、と思ったものだ。
 ところが、どんなものでも進歩というのはある。当然のことながら、CGアニメーションの世界も進化を続けていたのだった。
 というのもこの作品、今まで見たものの中では一番「奥行き」を感じたのだ。CGアニメというより、糸の見えないマリオネーション、という感じだった。
 これは多分、登場するキャラも町並みも全てが金属、というところが影響しているのだと思う。

 この物語世界、「おもちゃの国」というのが一番しっくり来るか。
 登場人物がオモチャテイストなのに加えて、交通機関の仕組み、アパートの個室に施された仕掛けなど、どれもこれもオモチャの世界を思わせる。
 おそらくスタッフは、メインターゲットである子供にとっての「夢の世界」を作ろうとしたのだろう。

 さて実際に吹き替えで見てみると、声のイメージというか影響は大きいという事が良くわかる。
 どうしても主人公がツヨポンにしか見えないのだ。彼がいきなり韓国語を喋りだしたとしても、何の違和感もなかっただろう。
 だからといって、父さんが諸星あたるに見えるわけではないが。
 ちなみに「マジンカイザー」を見ていてパイルダーに乗っているのがジャッキーチェンに思えてしまうのは、決して自分のせいではないと思う。

 本当の黒幕、社長の母親が実に濃ゆいテイストを漂わせている。夫を縛り付けて天井からぶら下げてる、ってのがまたすごい。
 この家族の歴史がすごい気になる。

 それにしても、定期的にパソコンを買い換えている人間にはこの映画、実に身につまされる話である事よ。

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