2006.10.18

ナルニア国物語

 この作品、最近すっかり愛用のGEOで、もう100円レンタルになっていた。まったく、時の流れとは早いものである。

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2006.10.17

ロボッツ

 以前は洋画を見るとき、必ずオリジナル音声&字幕モードで見ていた。
 洋画はオリジナル音声に限ると思っていたし、英語の勉強になるかと言う甘い考えもあったが、その方法で20年以上映画をみてきた結果がどうか、というのは語るまでもない。
 最近は根性がないので、字幕モードをやめて日本語音声で見る事にしている。晩酌のお供、という視聴方法からも、そのほうが気楽で良いし。
 こういうとき、その場の気分で視聴方法を選べるDVDはありがたい。

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2006.10.16

廃市

 さて、時かけ、転校生と来たら普通は当然さびしんぼうの出番なのだが、せっかく録画したものを消してしまった、というのは先日書いたとおり。いやはや、DVD-RAMとは便利ではあるが恐ろしい代物である事よ。

 そこで、これはある意味チャンスだったと思うことにし、さびしんぼうの代わりとして「廃市」を見た。実を言えば、これはこれで結構気に入ってる作品なのだった。
 一応、大林監督&小林聡美という組み合わせだから、転校生から続けて見るには無理がないはずである。

 この映画、もうずいぶん前に深夜テレビで見たのが初見。そのときからすっかり気に入ってしまい、スカパーで放送されたものを録画し、ずっと保存しておいたのだった。
 おそらく、特に派手な事件が起きるわけでない淡々とした内容が深夜のけだるい雰囲気とマッチして、すんなりと見ているこちらの気持ちの中に入り込んできたのだろう。

 話の内容はといえば、正体不明の「私」がその昔卒業論文を書くために逗留した田舎で体験したひと夏の出来事を語る、というもの。
 モノクロで始まりカラーに遷移する大林節は健在で、モノローグが大林監督本人というのはまあ、ご愛嬌。

 小林聡美の役柄は、主人公が逗留する屋敷の次女で、実質的にその屋敷を切り盛りしているという設定。
 で、この小林聡美、実におとなしい。作品世界の中では他の女性と比べるとお転婆なのだが、リアルレベルで言えばごく普通の女の子。というか、この作品世界の女性はみな極端に男性に対して従順過ぎるようだ。おそらく、それによって舞台となる地域の「時代遅れな感じ」を出そうとしているのだろう。

 小林聡美の姉の夫として登場する峰岸徹がまた、実によくもてる。妻が彼にベタ惚れなのに始まり、愛人、そして小林聡美もまた彼に夢中である。

 峰岸の愛人役で登場する女優は、さびしんぼうでPTA会長をやったり、転校生では和美の母親をやった人。こういったところにばかり目が行ってしまうのは、質の低いオタクになりつつある、という事だろうか。
 ・尾美としのりは今回、書生、というより雰囲気は下男といった役回りである。見てるとなんだか不憫な感じがする。考えてみたら彼、大林作品ではあまり良い目を見てない気がする。オカマっぽかったり、下男だったり、関谷だったり。

 この作品を初めてみた時は、小林聡美の演じた少女は原田知世の方がぴったりだと思っていた。しかしこうして改めて見直してみると、これは小林聡美でこそなのだ、と思うようになった。あの小林聡美が、やや抑え気味に演じているからこそ味が出ているのだ。

 で、この作品のどうでもよい主人公。ストーリー的には何も解決せず、小林聡美にまとわりついては、その合間に卒論書いてるだけ。でもって最後は、さっさと田舎から帰っていく。これほど、主人公がどうでもいい映画も珍しいのではないだろうか、と思ってみていたが、良く考えると実はこれでよいのだという事に気がついた。
 この映画の実質的な主人公は小林聡美であり、見ている側は語り手である主人公とシンクロすることで小林聡美と過ごす夏を疑似体験することになる。そのためには、この主人公はあまり癖のあるキャラであったり、バイタリティあふれる行動力があったりしては、邪魔になってしまうのだ。
 まさしく「何もせんほうがええ」という言葉がぴったりなのである。

 そして今回、初めてこれがATGの作品だという事に気づいたのだった。

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2006.10.15

転校生

 時かけを見たら尾道三部作の残りが見たくなってしまった、というのは前回書いた通り。
 そして尾道三部作といえば、転校生がマイベスト。もう何度見たことか。かつて新馬場の品川区立図書館で、館内貸し出しのLDを見たこともあった。あの時はそれだけで地方税の元を取った気分になったものだ。

 というわけで早速転校生を見る事に。
 相変わらず小林聡美の和夫は「男前」である。その態度や仕草、そして行動。どれをとっても、男子高校生として実に見事な男っぷり。
 尾美としのりの「和美」は、小林聡美の「和美」と比べて「ステレオタイプなヒステリー少女」のように思える。本物の和美はおそらく、ああいう振る舞いをしない。それは和美の魂が和美の身体にある時点での行動を見ていれば、良く分かる。小林聡美の和夫が男っぷりの良さを見せているだけに、こっちの演出は惜しい気がする。

 樹木希林のお母さんがいい。きっちりと亭主を立ててる。そして息子は甘やかさない。平気で蹴りを入れたりする。その芝居が大仰でなく、ひょっとしたらアドリブ? と思わせるようなさりげなさが良い。
 前は余り樹木希林の事は意識してなかったのに今回それが気になったのは、自分が作品内での父さんの立場になったからだろうか。

 最後、泣きながらトラックを追いかけていた和美が、やがて振り返ってスキップで戻っていくところ、いまだにその演出意図が判らない。今後自分はますますオッサン化からジジイ化が進む事を考えると、もうこの謎はずっと判らないかもしれない。

 さて、転校生を見終わったとなれば次は当然「さびしんぼう」なのだが、実は我が家にはさびしんぼうがない。前に録画した事はあるのだが、一度それを見たとき「もう二度と見ないだろうな」と思って消してしまったのである。
 あぁ、なんて浅はかな行動を……。

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2006.10.14

原田知世版「時をかける少女」

 先日アニメ版の時かけを見て以来、何故か心の中でずっと原田知世の「時をかける少女」が流れ続けている。アニメで流れてた曲は全然違うわけだから、何でそんなことになったのか全然判らない。
 ま、気になっちゃったものは仕方がないので見るっきゃないでしょう、という事でスカパーの放送を録画しておいたものを引っ張り出して見る事にした。
 実を言うと、通しで見るのは劇場公開時以来だから今回が二回目となる。録画したは良いが、全然見てなかったのである。

 いまさらネタバレもないだろうから、サクサクと。

 導入部のモノクロ画面を目にすると、あぁ大林作品を見てるんだなあという気分になる。
 そして劇場で見た時は気づかなかったが、スキー場で深町と和子が出会った瞬間に洗脳(?)が実行され、ケン・ソゴルはみんなのクラスメイト・深町として現代に入り込んでいく。
 その後、電車に乗り損ねるかもしれなかった云々というやりとりから、時間だけではなく場所も移動できる能力がある事が、そっと提示されている。

 見ていて意味不明だったのが、弓道部の練習で矢が的に的中する瞬間を見てしまうところ。矢を放つ前にそれが見えるのは、タイムリープ能力ではなくて予知能力なのではないだろうか。
 その直後、矢を放たずに練習を終えてしまうわけだから、このシーンが「ほんの数秒のタイムリープ」を表しているとも思えない。

 話が進んで深町君が正体を明かした時、和子は「深町との思い出だと思っていたものは実は、ゴローちゃんとの思い出だった」という事に気づく。
 にも関わらず、どうして和子はゴローちゃんではなく深町君にベタ惚れなんだ? 深町君との間にある本当の思い出って、崖から突き落とされたことと顔に墨を塗られたことぐらいではないか。
 おじさんには、さっぱり判らないよ。

 ラスト、デートのお誘い電話をかけてるらしい事から察するに、ゴローちゃんは和子一筋な青春を送っているらしい。
 怒れゴローちゃん、君は思い出と、本来だったら恋人になっていたかも知れない女性を乗っ取られたんだぞ。

 で、最後の歌。何しろ、これが脳裏に流れっぱなしになったから見たわけで、これをきっちり見ておかないと。
 劇場で見た時はこのエンディングに「勘弁してくれ」と思った。それが理由で今までも、再見の機会があっても見なかったのだった。
 ところが今回、見ていて特に抵抗を感じなかった。これは、さらに後で公開された「さびしんぼう」よりマシだからなのか、歳をとってこういった事に対して許容範囲が広がったからなのか。
 まあ悪くないじゃん、というのが今回の感想だった。

 そして意外な落とし穴。
 これは尾道三部作のど真ん中なわけで、これを見たら猛烈に他の二本も見たくなってしまったのだった。

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2006.03.23

12人の優しい日本人

 今回この映画の事をネットで調べて始めて知ったのが、脚本が三谷幸喜だという事。言われて見れば確かに、お芝居みたいに一ヶ所で話が展開している。
 始めのうちは「さっさと終わらせて早く帰ろう」と思っていた人たちが、次第に本気になって相手を論破しようと必死になるあたり、いかにも三谷脚本という感じがする。

 それにしてもこの映画が出来たとき、あるいは脚本が書かれたとき、日本が将来これと似たような制度を始めるようになるなんて誰が想像していただろうか。過去に短期間だが陪審員制度を採用していた、という話を聞いた気もするが、ちょっとあやふや。

 この映画の通りの展開になったりすると、自営業や寅さんのタコ社長みたいな人たちはたまらんだろうな~と思う。会社員だって、小さな会社では下手すると有給使えって言われかねないし。

 ところでこの映画、早送りで一定間隔で音声が欠落した状態で見ていると、台詞が香港映画みたいで別の面白さがある。

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2005.07.22

宇宙戦争

 昨日、いつもの映画館で宇宙戦争を見た。原作を読んだのは小学生の頃で、学校の図書室で借りたのを覚えている。それ以来再読することもなく、昔の映画を見たこともない。
 私にとっては、実に30年ぶりの宇宙戦争なのである。

 正直言ってこの映画には、そんなに期待をしていなかった。ほぼ原作通りということなのでラストがどうなるのかは見当がついていたし、映像に関してはCGの力でどんなものでも作り出せるご時世だから新たなサプライズもないだろうし。
 本当はほかの映画を見ようと思っていたのだが、時間的な問題があってこちらに切り替えたのだった。

 以下、ネタバレを含むので未見の方はご注意を。

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2005.03.08

八岐之大蛇の逆襲

 昨日はローレライを見てすっかり興奮してしまったため、帰って一風呂浴びた後、先日録画しておいた「八岐之大蛇の逆襲」を見始めてしまった。これは樋口監督特集として、スカパーの日本映画専門チャンネルで放映されたもの。
 この作品は、就職した年に川崎のレンタルビデオ屋で発見したのを見て以来だから、もう十五年以上前か。作成されたのは1985年で、冒頭レポーター役で登場する庵野秀明が痩せてて髭もなくてお肌ツルツルなのが印象的である。
 「怪傑のうてんき」こと武田康廣氏も、若くてプリプリしている。

 この作品の特技監督を務めたのが樋口真嗣で、劇中で八岐之大蛇の立体映像がグルグルと回るあたりに、今の樋口テイストに通じるものを感じる。

 この作品を見ていると、何となくSF大会のオープニングフィルムを見ているような気分になり、気持ちはすっかり夏になってしまう。この手の作品を見るのがいつも夏だから、身体にそういった条件反射が刷り込まれてしまっているのかもしれない。
 エヴァンゲリオンで舞台設定が常夏だったのも、ひょっとしてあの頃を懐かしんでいたからなのだろうか。SF者にとって夏とは、特別な季節なのである。

 で、商業映画を見た後でこういった自主制作映画っぽいものを見ると、しみじみと「本物の役者というのは、滑舌(かつぜつ)が良いのだな」と実感するのであった。

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2005.03.07

【ネタバレ】ローレライ

 例によってユナイテッドシネマとしまえんで、仕事帰りにローレライを観賞する。本当はレイトショーにすれば1,200円で見れたのだが、色々な意味で我慢しきれず19:15上映の回で見た。
 公開三日目の映画を見るなんて、初めての経験じゃないだろうか。それもこれも、家の近くにあっていつもガラ空きなユナイテッドシネマとしまえん様のおかげである。

 この映画、最新の特撮エースやガンダムエースで熱く語られていることもあって、早いところ見たかったのだ。
 そして自分の目で確かめて、熱く語られるのも当然だという結論に達した。

 役所が吼え、柳葉が唸り、堤が飛び散り、香椎がずぶ濡れる。妻夫木が叫び、石黒がほくそえみ、伊武雅刀が目を見開き、鶴見が歯を食いしばる。

 熱いオヤジ! 戦う少女! 行け! ファンネル!

 とまぁこんな感じの映画だったのだが(嘘)、これはひょっとすると上映終了までにもう一度ぐらい見に行ってしまうかもしれない。実際、見終わった後レイトショーでもう一度見ようかと思ったぐらいである。

 さて、行数稼ぎはこれぐらいにしよう。ここから先は本当にネタバレするので、これから見るつもりだという人は現地点から速やかに撤退セヨ。

 念のため、もう少し行数稼ぎ。
 今回、ユナイテッドシネマとしまえんの8番スクリーンにある「ウィンブルシート」の料金を払って、背中からズムズムと襲い来る振動も楽しんでしまった。

 8番スクリーンのほぼ全てのシートがウィンブル仕様になっていて、三階のカウンターで200円を払うと専用のメダルをくれる。このメダルをシート左側のスロットに入れると、ウィンブルシステムが有効になるという仕組みである。
 これ、爆発シーンの多いローレライのような映画にはお勧めである。

 あと、もしこの映画を私と同じようにユナイテッドシネマで見る場合、I列より後ろに座ることをお勧めする。私はI列のど真ん中で見たのだが、スクリーンがメガネのフレームいっぱいに広がって、正直ちょっと見づらかった。

 さて、それでは今度こそ本当にネタバレ全開!

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

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2005.02.22

岸辺のふたり

 ペンシルとチャコール(木炭)で描かれた絵をデジタル処理した、わずか8分間のアニメ。
 既にDVDが発売されているにもかかわらず、これをスクリーンで見たいという要望に応える形で35ミリ化されたという、非常に珍しい作品らしい。
 公式ページはこちら

 主人公の女の子が小さい頃、父親と自転車で岸辺にたどり着き、父親はそのままボートでどこかへ行ってしまう。女の子はそれから事あるごとにその岸辺におもむき、父親の消えた水平線の向こうを見る。
 季節は巡り月日は流れ、女の子は少女になり娘になり母になり、そしてやがて老婆となる。
 ある日彼女は思い出の岸辺で、あるものを見つけ……。

 台詞はなく、ただ音楽と自転車のベルの音のみ。淡い絵と静かな音楽とがマッチして、不思議な空間に連れて行かれる感じがする。

 子を持つ親の身としては、出だしはあまりにも悲しいと思う。子供というのはある意味で「無力」の象徴であり、その庇護者が突然消えてしまうというのは、見ていて辛いものがある。

 その後の美しい映像については、まだまとまったものがつかめていない。恐らくこれは、何度も何度も見るタイプの映像なのだろうと思う。

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 一つだけ言えるのは、見終わった後で何となく人に勧めたくなる映画だという事。だからこそ友人もこのDVDを、未開封のまま私に貸してくれたのだろう。
 写真の左側がDVDのパッケージで、右側は劇場公開時のパンフレットである。この二つがセットで1,800円程度で売っていたらしい。

 もう劇場公開は終わってしまっていると思うが、機会があったらぜひ見ていただきたい作品の一つである。

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2005.02.15

録音コンサート

 久しぶりにプロジェクトXを見た。ネタはカセットテープ。この番組で初めて、TDKが東京電気化学工業の頭文字である事を知った。

 この番組はいつも見るたびに色々と驚かされる。今回まず最初に驚いたのが、「音楽を録るカセットテープを作る」という事そのものが「挑戦だった」という事実である。
 私にとってカセットテープとは「音楽を録るもの」であったら、それが当たり前ではない時代があった、という事にまず驚かされた。

 そして最も驚いたのは、TDKが音楽用カセットを開発する前、世間では「録音コンサート」なるものが催されていたという事である。
 客は登山用の背中に背負うフレームみたいなものにオープンリールその他録音機材一式をくくりつけてコンサート会場に乗り込む。会場の客席はそのオープンリールデッキと、デッキを前にヘッドフォンをつけた人とでみっしりと埋まっていた。
 オーケストラの演奏を直接自分の耳で聴くのではなく、マイクで拾った音をヘッドフォンで聞く。それも録音モニターだから、ひょっとすると一度録音されたものをリアルタイムで聞いているのかもしれない。

 自分も何度かコンサートに行ったことはあるが、そこでは録音されるのを防ぐため入り口でテレコチェックなどというものがあった。チケットの半券を切って入場した後に係員に鞄を開いて中を見せる、というのが当たり前だったのだ。
 まさかこの世に録音を目的としたコンサートが実在したとは、思いもしなかった。

 自分の常識と当時の常識が逆になっている、というあたりが新鮮な感じがした。それも、すでにカラーフィルムで記録されている頃だからそれほど極端に昔というわけではない。
 安易な表現だが、やはり時代は絶えず動いているんだなと実感したのであった。

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2005.02.06

ベルヴィル・ランデブー

 昨日は二郎を食った後で職場に向かい、ニンニクとクロレッツの入り混じった息を吐きながら仕事をしていた。
 そこへ友人から携帯に連絡が入り、急遽、新宿タイムズスクエアで映画を見ることになった。
 作品は「ベルヴィル・ランデブー」というフランス映画。でもって、アニメ。公式ページはココ

 ちなみにこの映画、オタク大賞で唐沢俊一賞を獲得している。彼がこの映画を見たのは去年の八月だから、随分前のことになる。その事について書かれた日記はここ。8/10のところに書かれている。

 どんな映画かと問われると、ちょっと説明しづらい。普段私が見慣れていないアートアニメの範疇に入るらしいが、かといってコレを基準にしてアートアニメを見た気になるのも危険な気がする。特に後半はきっちりとエンターテイメントしてるのだが、純粋なエンターテイメントアニメとも言いづらい。
 友人が「説明するより見てもらうほうが早い」と私に誘いの電話をかけてきたのも、判る気がする。

 主人公は孫と二人暮しをしているお婆さん。話の前半は、どんな玩具にも興味を示さなかった孫が、死んだ両親の影響でか自転車にだけは興味を示し、やがてはツール・ド・フランスに出場するほどのレーサーになるまで。
 そして後半は、ツール・ド・フランスの最中にマフィアに誘拐された孫をお婆さんが探し出し、奪還するまでを描いている。

 台詞はほとんどなく、音楽がメインのような感じもする。そして主役のお婆さんと同じぐらい重要なのが、ベルヴィル・トリプレットという(ので合ってるかな?)女性三人組。この三人、まず冒頭のシーンで登場し、後半になってまた現れる。
 冒頭のシーンはモノクロテレビのショー番組の中で。まだ若い三姉妹が、フレッド・アステア等と出演している。
 後半ではその三姉妹、主人公と同じぐらいにお婆さんになっているが、まだまだ現役で巧みな技を見せてくれる。

 前半はゆったりとしていて、詩の朗読を聞かされている様な雰囲気がある。退屈と評している人もいるようだが、私は案外と楽しめた。
 後半、お婆さんがベルヴィル三姉妹と出会ってからは、話が一気に加速する。銃撃戦などもあり、何となくチキチキマシン猛レースを思い出す。

 キャラや背景のデフォルメっぷりが私にとって未体験ゾーンまっしぐらで、いかにも異文化に触れているんだな~、という感じがする。
 そして何度も繰り返されるベルヴィル・ランデブーという曲がすごく良い。エンディングで字幕による歌詞がでてその内容にまた驚かされる。

 この映画、多分DVDが出たら買ってしまいそうだ……。

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2005.01.26

カンフー・ハッスル

 先日テレビで小林サッカーを見て以来、「カンフーハッスル」が気になっていた。
 幸い、ユナイテッドシネマとしまえんでレイトショーがある。これは見るしかない、という事で、適当なところで仕事を切り上げて豊島園に向かった。

 ここから先、ネタばれ注意報発令中。

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2005.01.15

Ms igLoo を見よ、国民!

 松戸のバンダイミュージアムへ行ってきた。友人のお誘いでフルCGアニメ「Ms igLoo」を見る事になったのである。
 これは完全デジタル作品で、スクリーンへはハードディスクから直接映しているらしい。そのため、上映できる映画館が限られてしまうだけではなく、作品に関わったスタッフでさえ大画面で見るには松戸に赴くしかないという、なんだかとんでもない作品なのである。

 正直言って、自分はこの作品をなめてかかっていた。話の内容も良く知らなかったし、作品のセールスポイントはフルCGだけだと思いこんでいた。

 バカだった。

 この作品、話の内容がメチャメチャ良い。
 一年戦争当時のジオン軍で新型兵器のテストに従事する、軍人とは微妙に立場が異なる人たち。輸送船の船長、大学を出たばかりの技術者、そういった人々が、国家総動員法によって徴用されていた時代。
 そして戦場では、時代遅れの大砲屋が、戦車乗りが、己の全てを時代遅れの武器に託して戦う。

 そう、これは熱いオヤジ達の物語なのである。

 私の認識違いは、それだけにとどまらなかった。
 たとえばボールがそうである。

 某ゲームのCMでは接待バトルなどと呼ばれ、あるいは劇中でザクに蹴飛ばされ、ガンダムファンの中でもほとんど戦力外通知状態のあのボールを、我々は正しく認識していなかったのではないだろうか。
 あれは立派な、戦う機械・兵器なのである。宇宙空間における機動性は、場合によっては人型モビルスーツを上回る。言われてみれば当たり前の事だが、ついついその容姿から、侮った見方をしていたのは否定できない。
 ボールの餌食にされるザク、などというものを、私は今まで想像した事もなかった。
 そう、ボールは強いのである。
 ザクをいたぶるボールを、見てみたいとは思わないか?

 この作品がお勧めである事を示す一つの事実を記そう。
 この日、15時から一話と二話を、16時半から三話を上映していた。チケットは全席自由の総入れ替え制で、第二話を見終わったら一度劇場を出なければならない。
 15時ちょっとまえに劇場に入ると、最前列と二列目はガラガラ。居合わせた観客も、「とりあえず来てみました」的なテイスト満載で、実にダランとしている。そんな中、一緒に行った友人の勧めで二列目中央に陣取った。
 さて第一話が終わって何気なく周りを見ると、みんな自分の膝に両手をついて前のめりになっている。そう、みんなマジになってるのである。
 そしていったんロビーに出た観客達は、そこにある売店で今見たばかりの物語に登場するグッズを買いあさり、第三話に向けて劇場の扉が開かれると我先にと中へ流れ込んでいくのであった。そう、みんな激しく期待してるのである。

 現在公開されているのは三話までだが、どうやら今年あと三話、つまり第六話まで作られる予定らしい。
 ローソンでDVDも売り出されるようだが、その前にまず松戸へ、集え国民!

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2005.01.11

Mr.インクレディブル

 そろそろ上映が終わりそうだということなので、以前から見たかったMr.インクレディブルを見た。例によって、ユナイテッドシネマとしまえんのレイトショーで1,200円である。

 ストーリーの構造は、スパイキッズやサンダーバードと同じ。もっとさかのぼれば、シュワルツネッガーのトゥルーライズと同じ、と言って良いだろう。ここらへん、彼らは「フォーマット」というものを非常に大事にするようだ。

 もちろんフォーマットはあくまでも器であり、そこに何を盛り付けるかは監督や脚本家次第。サンダーバードでは「少年が青年になる話」を盛り付けていたし、トゥルーライズでのそれは「家族の絆の再生」ではないかと思う。

 で、Mr.インクレディブルも「家族の絆」がテーマであるかのように言われてるっぽいんだが、どうも見た感触では違う気がする。これは大人キャラに関しては「喪失と再獲得の物語」であり、子供キャラについては「そこにあるのに見えなかったものに気づく物語」だったのではないだろうか。

 スーパーヒーローという立場、言い換えれば自己の存在理由そのものを奪われた大人たち。その状況に納得できないものもいれば、過去は忘れ去って現状に馴染もうとする者もいる。
 ストーリーの中で彼らは好き好んで、あるは巻き込まれて、かつての姿である「ヒーローという自分」を取り戻してゆく。そして周囲もまた、自分たちが自らの手で奪い取ってしまった「我らがヒーロー」をもう一度手に入れる。

 他と異なるがゆえに、それを封印することを強要される子供たち。「みんなと同じ」である事を絶えず求められ、それはすなわち「みんなとは違う自分」というものを否が応でも認識させられ、自ら異端という殻を被る。
 だが彼らがその力を求められ、自分自身の極限を測るかのように力を発揮するとき、自ら作り上げた異端という殻は打ち破られる。そこにあるのは、どうあろうと自分は自分であるという、自信。

 そんなことをつらつらと考えたりする数え年41歳のオッサンなのであった。

 もちろん、エンターテイメントとしても凄く良く出来ていると思う。ダッシュが初めて自分の力を本気で解放するシーンは鳥肌が立つほどだったし、インクレディブル婦人の特殊能力はヒューヒュー・ポーポーを思い出させる。しかも、どんな姿になっても(時には不気味に見えるほどの場合もあったというのに)、元に戻れば猛烈に色っぽい。私はこれほどセクシーなアニメキャラを見た事がない。
 それに比べるとMr.インクレディブルなんて、タダの丈夫な馬鹿力男。まぁ、打たれ強いというのはヒーローの必須条件だけどね。

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2005.01.09

古き良きケロロ

 ケロロ軍曹で、キャラによる新年の挨拶を見た。そういえば昔の子供向け番組では、けっこうこれをやっていたように思う。確か仮面ライダーでも、死神博士が新年を言祝いで乾杯の挨拶をした事があったはず。

 こういったTV番組内での風習って廃れたよな~、なんて話をしていたら、今度はエンディングが絵描き歌になっていたのに驚かされる。これまた最近の子供番組では見かけなくなった風習の一つだ。

 そういえばケロロ軍曹って去年の夏は、エンディングが音頭になっていた。
 この番組はその存在そのものが、昔のTV番組に対するオマージュなのかも知れない。

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2005.01.07

カモカモエブリボデー

 TBSで深夜に放送された中島みゆきスペシャルを見た。
 内容は、去年の暮れに女房へのプレゼントとして買ったLAでのスタジオライブDVDの、メイキングっぽいもの。どうりで映像に見覚えがあると思った。

 番組は一時間程度だったが、どうやらこれは不完全版らしい。
 というのは、スカパーのTBSチャンネルで完全版を放送、という番宣が織り込まれていたからである。

 CSのチャンネルで良くある手法で、新規の客を見込めそうなコンテンツをぶつけ、一時的にでも加入者を増加させる。そのうちのほとんどは目的のコンテンツを見終わったら退会するだろうが、中には退会手続きを忘れたり面倒だと思ったりして残る客がいるだろう。
 これを何度か繰り返せば、加入者数のグラフはジグザグを描きながらも少しずつ右肩上がりになる、という寸法である。

 ご多分に漏れずわが家もTBSチャンネルに加入した。果たして来月、すっぱりと退会できるかはまだ判らない。
 以前にアニメ専門のチャンネルでヒカルの碁を一挙放送という時も、やはり入会した事がある。このときは35話まで放送しておきながら、それ以降は放送未定という荒業を繰り出されたのに腹を立てて即刻退会したのを覚えている。

 とりあえず、せっかく入ったんだしという事で向田邦子特集を録画する事になった。
 なんだかんだ言って、結局は良いカモなのか、うちは?

 とか言いつつ、去年退会した東映チャンネルで「有言実行三姉妹シュシュトリアン」が放送されたら、また加入しちゃうんだろうな~。

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2005.01.06

猿の軍団

 スカパーで猿の軍団の放送が始まった。懐かしさについ、毎週録画予約の設定をしてしまう。
 それにしてもまさか、小松左京が関わっていたとは知らなかった。
 主題歌は子門真人だが、これもテロップを見るまでは水木一郎かと思ったほど、粘りけの少ない歌い方。たいやき君は、これの後だったんだっけ?

 本家(?)の方と同じように、こっちもまた「未来の地球は猿に支配されていた」という話。猿の惑星は宇宙船を使っていたが、こちらはコールドスリープで未来に行く事になる。
 そのきっかけとなる地震のシーンが実に豪勢に作ってある。これって、日本沈没と同時期だったか。流用というのではなく、ノウハウの継承という感じがする。

 それにしても、随分と忘れているものだ。初回の時点ではまだ、ライオン丸の人は出てきてなかったとは。それだけでなく、若い女性の研究者が子供二人に同行してたという事も、すっかり忘れていた。
 もっとも、猿の軍団で覚えている事と言えば、主題歌の最後のフレーズと、ビップ将軍というキャラが出てくるという事だけなのであるが。
 この程度の記憶力では、とても真のオタクは名乗れない。

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2005.01.01

それは隠し芸?

 大晦日の雪が嘘のように元旦は良い天気、と思っていたら、夕方になって雪が降り出した。それも、自分の実家から女房の実家に移動しているときだけ降る、というかな~り気分の悪い時間配分で。今年は雨男から雪男に昇格、という事なのだろうか。そんなに毛深くはないんだがなぁ。

 というわけで、元旦は例年通り女房の実家で一泊となった。一風呂浴びて自分の実家で飲んだ酒をぬき、寿司と蟹で飲み直しである。
 BGVは例年だと筋肉番付なのだが、今年は珍しくフジテレビのスター隠し芸大会だった。リビングのチャンネル権は、お義父さんが握っているのである。実のところ、いつも隠し芸大会のほうを見たいと思っていただけに、今年の展開はありがたかった。

 子供の頃の正月と言えば、元旦二日の晩は隠し芸を見るものと決まっていたため、どうにもこれを見ないと「正月が来た~」という気分になれない。
 私にとって新春スター隠し芸大会とは、新年を迎える儀式の一つなのである。
 もう一つの儀式は駅伝と12時間時代劇を変わるがわる見ながら酒を飲むことなのだが、こっちはすっかり廃れてしまった。

 そんな懐かしさも混じった隠し芸大会だったが、昔と比べるとすっかり様変わりしてしまった。
 昔は二日がかりだったが、もう何年も前から元旦の晩だけになってしまったのも、大きな変化の一つである。昔はのんびりしていたという事なのか。それとも視聴者を二日間引きつけておく程のコンテンツを用意するのが困難になった、ということなのか。

 また、出し物の内容も変わった。昔は英語劇や中国語劇などが定番としてあったが、最近ではやらなくなってしまったようだ。そのかわりダンスやアクロバットのような、肉体派な演目が増えている。

 それらの演目を、企画・練習の段階から収録し見せてしまう、というのもまた「時代の流れ」というやつなのだろうか。いわゆる「作りものではない、演者の本当の姿」というものをあなた方は見ているんですよ、という演出なのかもしれない。

 それはそれで別に構わないんだが、その方向ばっかりだとやはり飽きてくる、というのが正直な感想だ。
 たまにはキッチリと作りこまれた「芸」を見たいと思うのだ。
 このままでは隠し芸大会ではなく、「新春スター・できるかな?」という違う番組になってしまいそうである。

 失敗した様子もコミで流し、満点の連発で結局のところ、東西両軍の点差はわずか一点だった。
 この手のTVでムキになる方が、おかしいのかも知れない。
 だが、仮にも競いあうという形式をとっている番組でこういった「いかにも」な展開を見せていると、そのうち視聴者に見向きもされなくなるんじゃないかと心配になる。

 来年は筋肉番付でも良いかと、そんな気分になった。

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2004.12.29

ハウルの動く城

 世間では、何をやりたいのか良く分からない病が酷くなった、とか言われているらしい。
 すでにこれを見た友人も、私がこれを見るつもりだと言ったら「ん~」と首をひねっていた。要するに、お勧めできないという事らしい。
 だが、実際に見てみると悪くはない、というか、いつもの宮崎アニメじゃないか、という感じだった。

 結局のところ、面白いかどうかは自分で見てみないと分からない、という事だ。
 それはもう、イノセンスの時に実感した。

 で、ここから先はネタバレ注意報発令である。

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2004.12.26

トリビアを、ジャンルで絞ればカルトQ

 先日、いよいよ声優が交代と噂のあるドラえもんのスペシャルを見た。
 主要キャストがごちそうの並んだテーブルに座っているのだが、そのごちそうにありつくには条件がある。要するに、最近流行りのトリビアっぽい事を言えたらごちそうにありつける、という事らしい。ドラえもん音頭の映像に二種類あるとか、のび太がジャイアンの父親を助けたことがあるとか。
 ちなみに自分が一番面白いと思ったのは、滅多に見れないスネ夫の正面顔だった。もっともこのネタは話の流れでは、ごちそう獲得権に届かない没ネタ扱いだった。

 見ているうちに、これってトリビアというよりカルトQだよな、と思った。というか、トリビアを特定ジャンルで絞り込むとカルトQになるのか。

 まさか、カルトQのスーパーバイザーも唐沢さんだった、なんて事はないだろうな。

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2004.12.17

ゴジラファイナルウォーズ PART2

 随分と日数が経ってしまった気がするが、これは13日に書いたものの続きとなる。多少なりともネタバレの香りは避けられないと思うので、ココから先を読む方はその点についてはご了承願いたい。

 さて私が知る限りでは二度目となる「最後のゴジラ」だが、どうやら世間では賛否両論まっぷたつ状態らしい。
 もっとも怪獣映画のほとんどがそうなるような気もするので、にこのゴジラだけが取り立てて騒ぐほどの論議を呼んでいるとも思えない。

 ただ今回のゴジラに関しては、見た人が「そうそう、こういうゴジラが見たかったんだよ」という反応をするタイプではない、と思う。
 コレは別に、今まで見たこともないまるっきり新しいタイプのゴジラ、と言っている訳ではない。ただ、ここ数年やってきた「リアル路線」でもなければ、我々の世代が子供の頃に見た「スーパーゴジラ路線」でもない事は確かだろう。

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2004.12.14

頑張れユナイテッド・シネマとしまえん

 知人へのメールを書いていたらすっかり遅くなってしまい、昨日見たゴジラの事を語る時間がなくなってしまった。
 なので今日は、私が最近愛用している映画館であるユナイテッド・シネマとしまえんについて書こうと思う。
 なぜかと言うと、ココっていつ行ってもすげー客が少なくて、いつかつぶれるんじゃないかと心配で仕方がないから少しでも宣伝しようと思うから、だったりする。

 私にとっての最大のメリットは何と言っても、光が丘から近いことと、レイトショーをやっていること、である。
 たとえば昨日のゴジラにしても、上映開始が21:15で終了が23:30だったが、電車でわずか二駅で光が丘に帰れるため、日付が変わる前には自宅に到着していた。
 しかもレイトショーは1,200円で見られるので、パンフレットを買っても2,000円でお釣りが来るというリーズナブルな値段設定である。
 更にはポイントカードに支払った金額の10%が加算され、貯まったポイントが1,000ポイントになれば映画一本をポイントで見られるというありがたさ。レイトショーだけに限定しても9回映画を見れば、10回目は無料で見られるのである。

 また、チケットを売っているフロアとグッズやパンフレットを販売しているフロアが同じなため、映画を見なくてもパンフレットやグッズが購入できるというメリットがある。家に帰ってから「やっぱりアレは買っておくべきだった~」と後悔したとき、ここならわざわざ映画を見なくてもサッとグッズだけ買って帰ることもできるのである。

 こんな便利な映画館が、どういうわけだか知らないがガラガラなのだ。
 今年になってこの映画館が出来て、8月の末から会員になって何本かの映画を見た。はっきり言って今年が、ここ数年の中で映画館で映画を見た数が最も多い年になっている。
 で、見た映画と客の数を思い出してみると、こんな感じだった。全て、自分を含めての数値である。



スチームボーイ
8人
サンダーバード
7人
ハリーポッター・アズガバンの囚人
40人弱
ゴジラファイナルウォーズ
7人


 ちょっと、ヤバイだろうこれは。
 それとも、レイトショーというのは、その程度の客足がデフォルトなのか?
 いずれにせよこのままでは、私のポイントカードに1,000ポイント貯まる前にこの映画館が廃業してしまうんじゃないかと、心配で仕方がないのである。

 そして昨日、ちょっと考えられない風景を見た。
 ゴジラの入場案内が始まる10分ぐらい前に、ハウルの動く城の入場案内があった。ロビーに場内アナウンスが流れ、待合室ロビーと各スクリーンとをつなぐ入り口に、チケットを持った人たちが並ぶ。並ぶのが普通の風景なのだが……。

 一人も客がいない、のである。

 ハウルだよ!? 一軒家プロレスじゃないんだよ!?

 この時マジで、この劇場の将来が不安になったのであった。

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2004.12.13

ゴジラ ファイナルウォーズ PART1


 神北さんのブログでも話題になっていた、「ゴジラ ファイナルウォーズ」を見てきた。
 ユナイテッドシネマとしまえんのレイトショーで1,200円。映画が終わったのは23時半だが、電車で二駅だから余裕のよっちゃんである。いや~、良いところに引っ越したもんだわ、ホント。

 で、アレコレと語りたいことはあるのだが、今日のところはとりあえず見てきたという報告と、ついうっかり買ってしまった「ゴジラ ポップコーンBOX」のご報告を。

04-12-13_01

 これがそのゴジラ・ポップコーンBOXなる、数は知らないが数量限定販売と書かれていたもの。ポップコーンとバケツでお値段600円。これにコーラのLサイズをつけたら何と奥様、1,000円でしたわ。
 この紐で首からバケツをぶら下げてポップコーンを食う様は、決して家族には見せられたもんじゃなかっただろうと思う。自分じゃ見えないから、推測だけど。

 当然このバケツ、ちゃんと家に持って帰ってきた。持って帰って来たは良いが、使い道が全然思い浮かばない。どうしよう、これ。
 秘密結社の人で、欲しがる人がいたらあげちゃうんだが……。

 正直、700円でこれより量の多いポップコーンとジュースのセットになった、インクレディブル・コンボにすればよかったと後悔しているのであった。

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2004.12.03

アニメ特撮ダイエット

 昨日ブログを更新してから、ウルトラセブン7巻「超兵器R1号」を見た。昨日引用した台詞が出てたけど、俺ってば思い切り間違ってたよ……orz

 で、昨日の続きである。
 録画コンテンツばかりが増えて見る時間が全然ない、という事情を改善するために、以前はそれらのコンテンツを携帯電話用に変換して電車で見る、という作戦に出た。しかし今はもう、この作戦は実行していない。その理由はいろいろとあって……。


  • 普段の生活が寝不足のため、電車に乗っていると眠くなる。
  • 動画の変換に、実再生時間の二倍ぐらいかかる。
  • 一時間程度の動画を変換すると、後半になって音と映像がずれてくる。

 最後に挙げた現象はたぶん、ソフトのパラメータを正しく設定すれば良いだけのことだろうと思う。だが変換に時間がかかるため、試行錯誤の上でパラメータ設定の適正値を探り当てる根性と暇がない。

 通勤時間が使えないとなると、あとは家にいる時間を有効に使うしかない。
 そこで考えたのが、録ったものを見ながらダイエット用のステッパーを踏めば一石二鳥ではないか、という事だった。
 テレビのあるリビングだとコタツがテレビの前に設置されているので、ステッパーを出すたびにコタツをどかす必要がある。面倒な手続きが増えると、継続に支障をきたすのは目に見えている。
 そこで書斎でPCを使って再生する事にした。幸いレコーダーとPCの両方でDVD-RAMが使えるので、コンテンツの移動に不自由はしない。

 そしてこれが、最近になって購入した「リズミカルステッパー」である。購入したのは、楽天でみつけたネットショップのアイカというところ。

04-12-03_01.jpg

 このステッパーは、最近流行のステップが左右に動くタイプである。ちなみにステッパーの下には、今は使われなくなったダンスダンスレボリューションのマナークッションを敷いてある。
 このステッパーを買う前はオイルダンパーみたいなものがステップを支えているタイプのものを使っていたのだが、先月の初めに左右のステップを結んでいるワイヤーの留め金が壊れて使えなくなってしまった。そこで、せっかくだから最近流行のタイプを買おうという事になったのだった。

 ちなみにこれが裏側。上が右足側を踏み下ろしたところで、下が左足側を踏み下ろした状態のもの。

04-12-03_02.jpg 04-12-03_03.jpg

 真ん中の金属ホイールと、それにまきついたベルトとの摩擦が抵抗となる。抵抗を増やすには、このベルトをギュッと引っ張ることで摩擦を増やす方式らしい。中心部の支柱に隠れてよく見えないが、ベルトを引っ張っているパンタグラフのようなものが、ベルトを強力に画面下側に引っ張ることで大きな抵抗を生んでいるのである。

04-12-03_03.jpg

 このステッパーをこうしてPCの前におき、三十分番組を二本見る間ずっと踏み続けている。聞くところによると有酸素運動を開始して二十分が経過すると、内臓脂肪が使われ始めるらしい。三十分番組をCM抜きでみると二本で五十分程度あるから、この方法なら約三十分ほど内臓脂肪が使われる事になる(はずだ)。
 これがオタクの必殺技、アニメ特撮ダイエットである!

 急激なダイエットは身体に毒なので、一ヶ月に二キロ減が当面の目標である。それでも半年で十二キロだから、予定通りなら来年の夏にはスリムでナイスバディな俺様になっているはずである。てゆーか、なってるといいなぁ……。

 ちなみに昨日キッズステーションを見てたら「天空のエスカフローネ」が来週から始まる事が判ってしまい、おかげで週間録画予約が一つ増えたのだった。

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2004.12.02

モロボシダンは正しかった

 今週は仕事が忙しくて、プライベートのノルマが全然消化できなかった。ここで言うノルマとは、アニメ・特撮等を見ることである。
 わが家のHDDレコーダーは、以下の番組を毎週録画している。


  • ウルトラマンネクサス
  • 幻星神ジャスティライザー
  • ケロロ軍曹
  • ガンダムSEED
  • アド街ック天国
  • エンタの神様
  • 鈴木タイムラー
  • JALスーパー早碁
  • 特捜戦隊デカレンジャー
  • 仮面ライダー剣
  • NHK囲碁講座
  • 相棒
  • 十二国記
  • ジパング
  • 八雲樹
  • タモリ倶楽部
  • げんしけん

 これらに加えて、録画したが未だに見ていないものがいくつかある。

  • 昭和歌謡大全集
  • ゴジラ対メカゴジラ
  • BSマンガ夜話

 で、話はこれで終わらない。買ったり借りたりしたDVDがこの待ち行列に加わるのである。

  • ウルトラセブン 七巻
  • 新ゲッターロボ 五巻
  • 帰ってきたウルトラマン 四巻

 そしてこれらを見ながら、今週のモーニングやガンダムエースの今月号、SFマガジンにも目を通さなければならない。

 今週こなせたのは、レギュラーではケロロ軍曹、デカレンジャー、ライダーのみである。あとはピンポイント物としてツインズとキンダガートンコップを見ている。アド街は見るのを諦めた。
 雑誌類はSFマガジンが半分程度。これは月刊誌だから、今の時点で半分まで読めたのは良いペースと言えるだろう。

 これだけの未消化分があるというのに、もう次の週末が迫っている。今夜のジパングから日曜昼のNHK囲碁講座まで、またどどっと録画されるのである。

 HDDレコーダーのある生活とは、血反吐を吐きながらも走り続けて立ち止まることを許されない、地獄のマラソンの様なものなのだ。

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2004.09.25

携帯で動画三昧

 今日は久しぶりの囲碁教室である。ここのところ、アレコレと都合や体調が悪くて出席してなかったから、本当に久しぶりという気がする。でも対局表を見たら、実際は二回休んだだけだった。

 ここのところず~っと負け通しだったし碁を打つ事自体が久しぶりという事もあって、行くのはちょっと気が重かった。やっぱり対局で負けると、その週末は気分が沈むから。
 それでも今日は、根性を振り絞って棋院に向かった。今日を逃すとまた来月の第四土曜日まで対局できないのもあるが、今日は教室の友人たちに見せたいものがあったからだ。
 それがこれ。

PICT16960002.jpg

 携帯の機種変をしたのは先日お伝えした。実はこのV602SHはPCで作った動画が見られるという事を知ってアレコレと情報を漁り、ついにHDD+DVDレコーダーで録画したファイルをV602SH用の3GPファイルに変換することに成功したのだった。実際の作り方については、2ちゃんねる携帯・PHS板にある動画スレを参考にして欲しい。

 教室に入ってすぐにこの動画を友人たちに見せたところ、ヒジョーに受けた。そりゃそうだ、よりによってヒカルの碁だもの。受けないわけがない。
 皆の感嘆・賞賛の声を聞くだけで今日は、腹痛をこらえて出かけた甲斐があったというもの。ただ「だからここ最近、来なかったんだね~」と変な納得をしていた人がいたのは困ったけど。

 実のところこの602SHを買った直後に、TVが見られる402SHがもっと安く機種変できると知って、かなりへこんでいた。でも良く考えれば自分は地下鉄通勤だから、TVを見る機会はほとんどない。そして今こうしてHDD+DVDレコーダーで録画したファイルを手軽に持ち出せるとなれば、もう地下鉄は私の極楽AVルームである(変な意味ではないので念のため)。

 というわけで今、録画はしたけど見ていないファイルを片っ端から変換している最中である。まずは初代仮面ライダー、巷説百物語、あとは毎週録画で週末までに見られなかったものなど。
 一時はスカパーの番組を片っ端から録画しても見る暇がなく、これじゃ録画した番組の時間より余生のほうが短いと心配をしていたものだったが、これでどうやらその問題は解決しそうである。

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2004.09.24

我が愛しのスターウォーズ

 やっと、ついに、長年待ち焦がれ続けたスターウォーズ初期三部作のDVDボックスが発売された。DVDがこの世に登場してからずっと、エピソード4から6までのDVDが発売されるのを待ち続けてきたわけだから、本当に「やっと」という気持ちで一杯だ。

 ボックスの片面は、エピソード4が公開されたときのポスターデザインを元にしたもの。

PICT1691.jpg

 そして反対側は、我らが(?)ダースベイダーのどアップである。
PICT1690.jpg

 やたらとツヤがあるため、写真を撮ると部屋の明かりやら自分が映りこんでしまう。困ったもんだ。

 そして中に収められた個々のパッケージがこれである。

PICT1694.jpg

 全て新しくデザインされたもの。自分としては、公開当時のポスターを基調としたデザインにして欲しかったのだが。しかしそれだと、日本向けは独自にデザインしなきゃいけないからコストがかかるのかな。
 ここでもまた、特典ディスクのダースベイダーがどアップで。こうして見ると、スターウォーズの主人公はダースベイダーなのだ、という事が良く判る。そう、スターウォーズとは「アナキンの細腕(片方は義手)繁盛記」なのである。

 てな話は置いといて、今日は一日休みをとって、昼前からテレビの前に陣取ってのスターウォーズ祭りである。暴君ハバネロ焼きそばと冷えたビールを用意し、まずはエピソード4から。
 DVD化にあたってベースになったのは特別編、というのは知っていたので、場面が増えたり画面に登場する生き物やその他もろもろが増えているのは驚かなかった。だが特別編で増えてたシーンの目玉であるジャバ・ザ・ハットの登場シーンが、更なる改良を加えられてるとは思わなかった。特別編で見た「痩せたジャバ」よりも、よりジャバらしくなっている。
 またオビワン痴呆症説の元になったR2-D2のことを覚えてない件についてだが、字幕を見る限り「見たこともない」なんて事は言ってない。ただ自分がR2の主人じゃないのかと問われて「持った覚えはないが」と言っているだけである。これはこれで、確かに嘘じゃない。それに出会いのシーンで、気絶したルークを覗き込んだ後にR2に向かって「マイフレンド」と呼びかけている。これはオビワンがR2の事を知っていた証拠といえるのではないだろうか。
 それと、エピソード1と2ではオビワンはC-3POとは出会ってなかったんじゃなかったっけ。だとすると、エピソード4に関しては別にエピソード1・2との矛盾はない事になる。

 いかんいかん、ついつい原理主義的な発言をしてしまった。

 缶ビール三本と暴君ハバネロ焼きそばを消費しつつ、エピソード4は終わった。やっぱ、これが一番かな~。何しろ、初めて見たのは14歳の時だもんな~。

 そしてお次は帝国の逆襲。この作品ではベスピンでの細かい描写が増えたことが有名だが、じゃぁもともとはどうだったかというと思い出せない。ただ、手を加えられた部分はどうしても、エピソード1・2と似たようなテイストになってしまう。こればかりはどうしようもないのだろう。

 帝国の逆襲では、ダコバでヨーダと出会うシーンが一番好きだ。登場したときは小汚いジジィなのに、その正体がジェダイマスターだと判ると突然、威厳を感じさせる表情になる。あのシーンは、最近すっかりCGのおかげで元気になってるやんちゃなヨーダにはない深みがある。

 でもって最後はジェダイの復讐。最近は「ジェダイの帰還」と言われているらしいが。まあ、ダースベイダーが「ジェダイへの帰還」を果たしてアナキン・スカイウォーカーに戻るという話の内容から考えれば「ジェダイの帰還」が正しい訳なのかも知れない。
 でもね、オジサンはこの映画をずーっと「ジェダイの復讐」と呼んできたのだよ。だから今さら、別の名前で呼ぶ気にはなれないのだよ。それはもう、帰ってきたウルトラマンを絶対に「ジャック」と呼びたくないのと同じぐらい、修正不可能なものなのだよ。

 オールドファンはおそらく、この作品が一番不満なんじゃないだろうか。何しろ最後のシーンを追加した影響で、あのイウォークの民謡っぽい曲が別の曲に差し替えられているし、最後に他界した三人のジェダイ騎士がルークを見守るシーンでは何と、アナキンが若返っている。まさかこんなところで手を加えるとは、予想もしなかった。ま、実際は2ちゃんでのリークを見ていたから覚悟は出来ていたが。

 ま、不満な点も色々あるが、やっぱりスターウォーズを手軽にいつでも見られるようになった、という事はありがたいことだ。
 そしてこのDVDを見て改めて、たとえビスタサイズであっても再生できるハードが我が家になくても、買い集めたLDは捨てられない、という事を思い知らされたのであった。

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2004.09.05

地獄のマラソン

 先週の日曜日は当番で出勤だったので、今日は久しぶりのノンビリできる日曜日、になるはずだった。しかし先週レコーダーのHDD整理が出来なかったため、今日は二週間分の番組整理をするハメになった。これがナカナカにハードな作業で、とてもじゃないがノンビリという雰囲気とは程遠い状態であった。

 作業は大まかに言って二通りに分かれる。
 一つは「見たら捨てる」で、もう一つは「CMカット等の編集をして DVD-RAM にコピーする」である。
 朝の十時(とても「朝」と呼べる時刻ではないが)に起きだして、まずは「見たら捨て」の作業に取り掛かる。


・仮面ライダー剣(ブレイド)
 (先週はお休み)
 「53番目の存在」

・特捜戦隊デカレンジャー
 「アリエナイザー・リターンズ」
 「ミラー・リベンジャー」

・美少女戦士セーラームーン
 「第46回」
 「第47回」

・超星神グランセイザー
 「滅亡の序曲」
 「龍の記憶、天の意思」

・JALスーパー早碁
 「依田名人 VS 山下九段 後半戦」
 「加藤九段 VS 趙治勲 前半戦」

・NHK囲碁講座
 「小目の定石」
 「最低限の生き」

 これらを見終わった後、今度は RAM への整理である。

・鋼の錬金術師
 第45話「心を劣化させるもの」
 第46話「人体練成」
 第47話「ホムンクルス封印」

・鉄人28号
 「PX団の陰謀」
 「暴走の果てに……」

・ウルトラQ
 「夜霧よ、今夜も……」
 「カネゴンヌの光る径(みち)」

・東京オリンピック(映画)


 こ