わが家の歴史
この週末、フジテレビの50周年特別企画「わが家の歴史」というドラマを夢中で見ていた。
日中戦争の頃から始まり私が生まれる昭和39年までの、八女家という架空の家庭の歴史を描いたものだ。
脚本は三谷幸喜。そもそも三谷作品が割りと好きなのに加えて、私は太平洋戦争前後の話が大好きなので、まさにこの企画はツボ押されまくりであった。
このドラマでは、実際に起きた事件がいくつも話の中に登場する。それらの事件を、昭和タイムズをめくって確認しながら見るのがまた楽しかった。
見ているときは「三谷幸喜、この本を見ながら書いたんじゃないのか?」などとテレビに突っ込みを入れていたが、良く考えたらこれを見ていなくても大事件がどちらにも登場するのは当たり前のことである。これはいささか、突っ込みを入れるこちらの方が認識不足と言って良いだろう。
それにしてもしみじみと、昭和は遠くなったと思う。もう平成が22年なのだから当たり前といえば当たり前なのだが、太平洋戦争が終わってから自分が生まれるまでの期間より、平成が始まってから今までの方が既に長いのだ、という事がピンと来ないのである。
これは自分の新陳代謝が衰えて時間の経過が早く感じられるためなのか、それとも筒井康隆の短編のように本当に時間が加速しているからなのだろうか。ちょっとトンデモだが、自分としては本当に時間が加速しているように思えるのである。
ところであのドラマを見ていたら、昭和館や平和記念資料館に行きたくなってしまった。
特に昭和館は今までに二度行っているが、いつも時間が足りなくて後半はバタバタとしてしまっていた。そのうちジックリと時間をかけて見学したいと思う。
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