土曜恒例の囲碁教室は、今日は惨敗。もともと互角か少し上手の相手に対して二子局で白を持たされるなんて、ハンデも良いところ。結局、三十目以上の差をつけられてしまった。そこまで差を広げられながら投了しないというのも、考え物ではあるが。
仕方ない。目算できないんだから(汗)。
そうそう凹んでばかりもいられない。今日は我が家の大模様替え作戦決行の日なのである。
事の起こりは女房が占い関係の勉強会で、廊下に棚などを置いて狭くしていると福が家に入りづらくなる、という風水の知識を仕入れてきたことだった。
確かに我が家の廊下には、幅120センチ高さ180センチの本棚が二本も並べられている(ところで本棚の助数詞って「本」で良いの?)。これにより、幅86センチの廊下が70センチぐらいに狭められていた。
そして廊下とリビングの間にある扉はいつも開けっ放し。これもまた良くないらしい。
というわけで早速、この本棚をリビングに移動する計画が立案されたのだった。
とは言うものの、リビングはリビングで物があふれている。我が家のリビングはキッチリと東西南北を向いており、南側は掃きだしの窓がある。東側の壁には南側から順番に、ドレッサー、AVラックに入ったテレビとデッキ類、スライド式本棚、組み立て式パイプ棚がある。北側には、東側の壁から少しだけ伸びた壁とキッチンへの入り口、そして廊下へ続くドアがある。西側の壁には北側から順に、隣の和室へ続く襖、幅120センチの本棚、作り付けの暖房機がある。
そんなわけで、二本で合計幅240センチにもなる廊下の本棚をリビングに移動させるためには、東側の壁にあるドレッサー、AVラック、スライド書棚を移動させる必要があるのだ。どこに?
そこでまず、寝室として使っている和室の南側に構えた女房の仕事エリアを、リビングに移動する事にした。具体的には、和室南側にある女房のPCをリビングの、今は使っていないダイニングテーブルに移動する。そしてPCを置いていたPCデスクを分解・廃棄する。
このPCデスク、ディプレイの設置位置が膝のすぐ近くという特殊な構造になっている。そしてテーブルの天板がガラス板なのである。つまりディスプレイを沈めるように置くことで、自然な姿勢が保てるというのがウリなのだ。これもCRTを使っていた頃は重宝していたようだが、液晶ディスプレイを使うようになってからはガラス天板の上に板を差し渡して使っていたので、ほとんど意味ナシなのである。
というわけでPCを移動させ、PCデスクをバラバラにして粗大ゴミ置き場へ。
そうして空きエリアとなった寝室南側に、ドレッサーを移動する。PCデスクに比べるとドレッサーなんて設置面積が少ないから、寝室は広くなった。
次にAVラックを南側の窓の前に。掃きだしの窓が半分塞がれる形になるが、もう半分は問題なく使えるので良いだろう。要は、窓を全開にするにしたって半分の面積しか開かないのだから。
そのAVラックに並ぶようにして、スライド本棚を南側に移動させる。こいつの中にはDVD-RAM/ROM/Rがミッシリと詰まっているため、まずは中のものを全部取り出してからの作業となる。
一応、タイトルの五十音順に並べてあるので、テンポラリエリアへの移動時もその並びを崩さないように気をつける。
中身を半分ぐらい取り出したところで、力いっぱい本棚を押せば動くようになった。そこでズリズリと移動させる。
こうしてやっと、リビング東側の壁に本棚を置くエリアが確保できたわけである。
廊下にある本棚を移動する際にも当然、中の本をいったん取り出す必要がある。これもまた著者の五十音順に並べてあるので、その並びを崩さないように作業エリアへ移動させる。
二本の本棚をリビングに移動させ、本を詰め込み、無事にリビングの模様替えは終了である。
で、コレで終わりかというと、そうではない。
何でも、廊下には幸運の気を引くために絵を飾るんだそうである。何にもないと幸運はスルッと通り抜けてしまうんだそうな。色々と面倒なヤツである。
そこで廊下の壁に、友人からもらったラッセンの絵、親戚からもらった影絵作家の絵、京極夏彦氏の手形、これまた友人にもらった宇宙の戦士のパワードスーツのCGなどを飾った。コレだけあれば幸運のヤツも目移りして、我が家の廊下をユックリと通過する様になるだろう。
こう書いていると、我ながらトンデモな事をしているような気がしてきた。ん~、トンデモなのかな?
とりあえず来週の囲碁教室で勝敗の結果がどうなるか、まずはそこら辺から様子を見るとするか。