2005.01.08

お前はもう死んでいる

 今日は久方ぶりの囲碁教室。新年の初対局だし棋譜をとるクリエも新しくなったし、ぜひとも勝ちを納めて幸先の良い一年にしたいものである。
 そんな事を思いながら対局の組み合わせ発表を待っていたところ、本日の対戦相手はNZKさん。級位は5級。私が10級だから、5子局となる。
 新年早々から5級も上の人と対局とはついてないと思ったが、いやまて良く考えれば先に五子も置けるのは非常に有利ではないか、と思い直した。こちらとて二桁級とはいえ、一桁級の手前である。手堅く打てば勝ちも夢ではない。
 黒石を五つ置き、対戦相手に礼をする。こうして、新春対局は開始された。

 しかしさすがに相手は上手である。5級という級位も伊達ではない。最初は圧倒的に優位だったのが、いつのまにか地を囲っているつもりの石が団子にされ、随分と目減りさせられてしまっている。
 目算は苦手なのだが(というより、出来ないのだが)、微妙に足りない気がする。どこかに付け入る隙はないものかと、下図の盤面を睨みながらウンウンと唸っていたところで先生が通りかかった。


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「ねぇ、ここって、生きてるのかしら?」
 先生が指し示す盤面右上に目をやる。こちらとしては△印の付いた白石を取っているつもりだったが、良く見れば×印のついた黒石が全滅しているではないか。

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「ここ、欠け目よね」
「そ、そうですね……」
「もしかして、気づいてなかった?」
「いやもう、まるっきり」

 こんな大石が死んでいては、とうてい勝ち目はない。今年の新春対局はこうして、投了負けに終わったのだった。

 それにしても指摘されるまで死んでる事に気づかないなんて。
 これでは今年一年、「囲碁界のハート様」と呼ばれても文句は言えない。

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2004.09.25

携帯で動画三昧

 今日は久しぶりの囲碁教室である。ここのところ、アレコレと都合や体調が悪くて出席してなかったから、本当に久しぶりという気がする。でも対局表を見たら、実際は二回休んだだけだった。

 ここのところず~っと負け通しだったし碁を打つ事自体が久しぶりという事もあって、行くのはちょっと気が重かった。やっぱり対局で負けると、その週末は気分が沈むから。
 それでも今日は、根性を振り絞って棋院に向かった。今日を逃すとまた来月の第四土曜日まで対局できないのもあるが、今日は教室の友人たちに見せたいものがあったからだ。
 それがこれ。

PICT16960002.jpg

 携帯の機種変をしたのは先日お伝えした。実はこのV602SHはPCで作った動画が見られるという事を知ってアレコレと情報を漁り、ついにHDD+DVDレコーダーで録画したファイルをV602SH用の3GPファイルに変換することに成功したのだった。実際の作り方については、2ちゃんねる携帯・PHS板にある動画スレを参考にして欲しい。

 教室に入ってすぐにこの動画を友人たちに見せたところ、ヒジョーに受けた。そりゃそうだ、よりによってヒカルの碁だもの。受けないわけがない。
 皆の感嘆・賞賛の声を聞くだけで今日は、腹痛をこらえて出かけた甲斐があったというもの。ただ「だからここ最近、来なかったんだね~」と変な納得をしていた人がいたのは困ったけど。

 実のところこの602SHを買った直後に、TVが見られる402SHがもっと安く機種変できると知って、かなりへこんでいた。でも良く考えれば自分は地下鉄通勤だから、TVを見る機会はほとんどない。そして今こうしてHDD+DVDレコーダーで録画したファイルを手軽に持ち出せるとなれば、もう地下鉄は私の極楽AVルームである(変な意味ではないので念のため)。

 というわけで今、録画はしたけど見ていないファイルを片っ端から変換している最中である。まずは初代仮面ライダー、巷説百物語、あとは毎週録画で週末までに見られなかったものなど。
 一時はスカパーの番組を片っ端から録画しても見る暇がなく、これじゃ録画した番組の時間より余生のほうが短いと心配をしていたものだったが、これでどうやらその問題は解決しそうである。

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2004.05.08

ヒカ碁でモテモテ人生

 今日は囲碁教室。先週お休みだったので、二週間ぶり。
 ここんとこ二連敗、しかも連続投了なのでちょっと囲碁教室に向かう心がウェットだったりする。

 前半の講義では、自分が先々週に打った対局の棋譜が使われた。三々入りの後でカケツギにした部分が、きっちりとチェックされた。
 「これじゃ、死んじゃいますね」
 はい、その通りです(泣)。

 講義が終わってからの対局は、過去に四回対局して二勝二敗という戦歴の人が相手。この人とは前回の対局で敗れているので、これで三連敗は決定かと思われた。
 しかし、コツコツとやっていれば案外と報われるもの。最後に相手の隅の地を削り取り、十目勝ちとなった。こちらが級位では一つ上なので、定先でコミはなし。

 対局が終わってから、「実はこんなの持ってるんですけど」と言って、以前に秘密結社の人がくれた、ネットで出回っているヒカ碁のパロディ四コマを取り出したところ、ヒカ碁好きの女性陣から歓声があがった。
 「いやいや、そんな大声出しちゃ……。静かにしましょう」
 「そうですね。そうですよね。じゃ、一緒にご飯食べましょう」

 誘われちゃったよ~。それも、女性五人だよ~。いや~、参っちゃうな~。

 場所は市ヶ谷駅の上にあるパスタ屋さん。パスタという時点でアトキンスダイエットは断念。ま、女性五人に囲まれて食事するチャンスと引き換えにするなら、一回ぐらいの断念は後悔しないね、俺は。

 出てきたメニューを見て、反射的に「ガーリックアンドベーコン!」って頼んだのは、二郎好きの本能がそうさせたのか。どうせ火を通したニンニクなんて、たかが知れてるだろうし。
 そう思ったら実は結構臭った。ん~、参ったね。

 全員のオーダーが終わるとそこからは、ヒカ碁ヒカ碁ヒカ碁ヒカ碁ヒカ碁の話。
 料理が出され、それが食べ終わるとみんなでヒカ碁ヒカ碁ヒカ碁ヒカ碁ヒカ碁の話。
 みんな、本当にヒカ碁が好きなんだなぁ。そして、囲碁も。
 一人がマグネット碁盤を出し、今日の対局についての検討が始まっちゃうあたり、本当に囲碁バカと言っても良いんじゃないかと思う。割と好きかも。そーゆー集中力って。
 碁を打つのは楽しいし、やっぱり打つからには強くなりたい。そんな思いはみんな共通で、イロイロとお互いの情報交換なんかもする。けっこう、ネット碁って打たれてるみたいだ。ちょっと自分はまだネット碁に手を出す気にはなれないが、いずれは挑戦してみたい。

 お腹はパスタで、脳みそは囲碁で満腹状態になり、二時ちょっと前にお開きとなった。
 あんなにたくさんの女性に囲まれるなんて、ここ数年なかったな~。
 いや~、おかげで良い思いをさせてもらったよ>ヒカル君

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2004.05.04

これであなたも棋譜コレクター

 UGI から SGF への変換ソフトを見つけた。
 これで日経や産経の棋譜が、再生しながら CLIE に入力しなくても SFG に変換できる。
 助かるわ~。

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2004.05.03

報われぬ努力よ……

 名人戦の棋譜が、ネットにあった。
 まぁ、当たり前といえば当たり前なのだが。朝日新聞のWebページに、特に再生ソフトをインストールするまでもなくIEで見たら再生できる状態で置いてあった。
 これを一手ずつ再生しながら、Palmで入力する。これで、SGFファイルにする事が出来る。

 今まで新聞の棋譜を切り抜いてノートに貼ってたあの努力を思うと脱力するが、逆に言えば21世紀にもなって新聞社主宰の棋戦に関する棋譜をネットで探してなかった、という方が(業界人なら特に)変だとも言える。

 そんなわけで、スクラップブックとはお別れである。

 ついでに産経新聞のもチェックしたが、こっちは専用ソフトをインストールする必要があった。インストールしたら、デスクトップに「産経ネット碁会所」なんてアイコンが出来てやがる。
 同じ物をインストールしたいけど産経新聞が嫌いという人は、毎日新聞読売新聞でも同じソフトを提供してるので、そちらからダウンロード・インストールする事をお勧めする。結局のところ、どこもパンダネットが提供しているソフトに各新聞社のガワを被せただけのようだ。
 ちゃんと他社の棋譜も見る事が出来るのでご安心を。
 実際に私は、産経新聞からダウンロードしたソフトを使って、日経新聞のWebページで提供されている棋譜を見ている。

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2004.05.01

習慣

 セーラームーンの最中に目が覚めた。リビングで寝ていたから、テレビの音で自然に目が覚めてしまったようだ。
 M師匠はしっかり起きていた。多分、毎週リアルタイムでセーラームーンを見てるんだろうと思う。恐るべし、習慣の力。
 ウチはこの時間、めざまし土曜を見てるから。てゆうか、囲碁教室のない土曜日はお寝坊さんだし。

 セーラームーン、チャンプ9×9の有紗ちゃんが登場。セーラービーナスの表の商売でのライバルで、スポーツ万能。その上、実は囲碁も打てる(いや、セラムンでは打たない)というスーパーガール(ふ、古い)という設定。
 チャンプ9×9ではボケまくりな彼女ばかり見ていたが、こんな悪役がやれるとはねぇ。オジサンはビックリだ。

 てゆ~か、最近なんだか芸能人の女の子を見る目が、娘を見る目になっちゃってるよ。それはそれで、なんだかなぁ……。

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2004.04.24

囲碁教室、惨敗

 今日の対局相手は、今まで一度も勝った事がない人。なぜか級位は私より下なので、あちらが黒を持つ事になる。定先だからコミはなし。
 序盤から中盤にかけて、三々入りでの定石を間違えてカタツギにすべきところをカケツギにしたり、中央への進出が遅れて相手に模様をはられたり、と良いところナシ。
 最後は、序盤で三々に入った石を見事に殺されて勝ち目がなくなり、投了。

 どうも、負け癖がついてしまった様な気がする。

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2004.04.17

久々に人と碁を打つ

 約一ヶ月ぶりに、棋院の囲碁教室へ出席した。棋院に行ったときしか人と碁を打たないので、この一ヶ月間まるまる誰とも碁を打っていない事になる。それじゃぁ下手になっているのは当然とも言えるのだが、他のメンバーも似たようなものだろうとタカをくくっていた。
 ところがギッチョンチョン。

 みんなちゃんと勉強しているんだね。まるで学生時代に定期試験のとき「いや~、全然テスト勉強してないからさ~」と言いつつも良い点を取ってしまうヤツの様だ。
 前半の講義が終わり、対局になってその事が判明した。今日の相手は今まで何度か対局したことがあるが、一度も負けたことがなかった。だから油断していたのかも知れないがしかし、まさか中押し負けになるとは……。

 対局が終わってから、売店で囲碁未来の五月号を買い、すごすごと家に帰った。

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